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110.禁断の恋? ページ13

「待て待て待て!!」

「ひっ!!!」


逃げ出す私をカラ松先生が掴む。

ゴリラみたいな馬鹿力に
抵抗するすべはない。


そんなことしてるうちに
歩くのが早い一松先生がこっちに来る。

目が合うとすごく嫌そうな顔をされた。


「なにやってんの。」

「おはよう!一松!!」

「いや話聞いてんの。」


「朝から関わりたくない」とぼそっと言い捨てて一松先生は私たちの姿をじっと見てくる。

目を合わせることすら恥ずかしくて舞い上がりそう。

ドギマギしてるとカラ松先生に「挨拶しろ」とバリに
肩でタックルされる。悪質ですよね、それ。


「お、...おおおはようございます、...」

「ん、どうも。」


一松先生は私が挙動不審で挨拶すると
素っ気ない態度で返事を返した。

ついでに「目が泳いでる」と余計な一言も
添えられてちょっとムッとした。

あなたのせいです、って
言ったら多分殺されるから言わないけど。


「てかさ、クソ松先生。」

「ンー?」

「いつまで手繋いでんの。」

「え、」


一松先生は掴まれてる腕を
ガン見しながらそう言った。

カラ松先生は私と顔を見合わせる。


「.....。」

「.....。」


その5秒後にカラ松先生は
慌てて手を離して私から少し離れた。

勢い良すぎて私の髪が少しなびく。


「すまない!!違うんだ!」

「いや、大丈夫ですから!!」


土下座しようとするカラ松先生を慌てて止める。いや、違わなかったら困るけどって思いながら顔が引きつった。

一松先生は「相変わらずお熱いね」と
ボソッとニヤつきながら言っていた。

一松先生、相変わらず誤解です。


それにしてもカラ松先生の顔が少し
赤くなってるように見えた。


多分気のせいだけど。

気のせいって思いたい。


「一松!!これは繋いでるとは言わない!
掴んでるだけだ!!!」

「触ってる時点でダメでしょ。」

「ほんの先っぽだけ...みたいなものだろ!!!」

「いやそれアウトだから。てか何言ってるか
わかんないしぶっ飛ばすぞ。」

「Why!?」


一松先生は「誰にも言わない」と言って
いかにも言いそうな顔をしながら
職員玄関へ入って行った。


「いちまぁ〜つ!!!!」





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設定タグ:おそ松さん , 一松 , 教師   
作品ジャンル:アニメ
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永松(プロフ) - 今回も良かったです!夢主の心情に大きな変化おそ松カラ松トド松などのキャラクターが面白くて見入ってしまいます! (2022年11月16日 16時) (レス) @page50 id: a7a9653a86 (このIDを非表示/違反報告)
ずんずんずっくり(プロフ) - Rainさん» ありがとうございます!うれしいです。亀更新ですが頑張りますね(〃'▽'〃) (2020年8月7日 0時) (レス) id: c79d92d7a8 (このIDを非表示/違反報告)
Rain - このお話…好きです先生と生徒の恋物語で一松様…サイコーです (2020年6月14日 23時) (レス) id: a884ba806a (このIDを非表示/違反報告)
ずんずんずっくり(プロフ) - 朱雅さん» ありがとうございます!それは凄いですね!驚きです。笑 更新早めに頑張ります!( ^^ ) (2019年7月12日 21時) (レス) id: 4338a8eba1 (このIDを非表示/違反報告)
朱雅 - すっごい面白くて1日で読んじゃいました笑 一松作品の中で1番好きなので、続き楽しみにしてます。 (2019年7月12日 18時) (レス) id: c96857c750 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ずんずんずっくり | 作成日時:2019年1月31日 21時

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