98.いけない状況 ページ1
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松野先生は食器をまとめると
「出てく」と言って1階へ下りた。
何故かおそ松先生だけが
ここに入り浸る。
「...出てかないんですか？」
「えーっ、オレのこと突き放すのぉ〜！？」
「いや、そうじゃないですけど！」
私はさっきのことで
上の空になりかけている。
背中が浮くような感じがして心臓がバクバクとずっと早い。
松野先生にまさか「名前で呼んで」なんて
言われると思われなかった。
だから、余計意識する 。
心を開いてくれたのかな。
いや、けど紛らわしいって言ってたし。
その辺どうなんですか、って聞ける
メンタルあればいいのに。
「顔赤くない？」
「えっ、」
「いや、バレバレ！てか、オレの
目の前であんな焦れったいことすんなよ〜。」
「べ、別にそんなつもりじゃ...」
おそ松先生は「Aちゃん、分かりやすい！」と
ケラケラ笑ってきた。
愛想笑いを浮かべつつも、
そう言われてますます顔が赤くなった。
熱があるみたい。
「良かったじゃん、名前呼び。」
「いや、でもそんないきなり松野先生に...、」
「あ！今松野先生って言ったー！！
約束破った！！一松に言っちゃお〜。」
「え！？いやいやいや！！！！」
やることが小学生！と思いながら、「じゃーねー！」と言って出てこうとするおそ松先生の腕を
慌てて掴む。
襖開けて出てこうとしてるから割と本気でびっくりするけど。
おそ松先生から洗剤のいい香りがする。
私の掴んだ腕を見ておそ松先生は
動きを止めてこっちを見てきた。
「あれ、なんか積極的？
あ、もしかしてオレに惚れちゃったの？」
「なんでそーなるんですか！！」
「キスしてみよっか？」
「はい！？」
「オレ欲深いから意識しちゃうよね〜」と
冗談を言うおそ松先生にゾワっと身震いして思わず手を離した。
「させるかっ！！！」
「ぎゃー！？」
その離した手をおそ松先生が
また掴むから私はびっくりした。
いくらおそ松先生でも恥ずかしくて顔が赤くなる。
何しろ男の人と触れる事なんて無かったから。
「Aちゃんとなら
一線越えるのアリかなぁ。」
「ま、っ...まってください、おそ松せんせっ...」
近づく距離に私は心臓の高鳴りを感じた。
これは
もしかして
いけない状況？
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永松(プロフ) - 今回も良かったです！夢主の心情に大きな変化おそ松カラ松トド松などのキャラクターが面白くて見入ってしまいます！ (2022年11月16日 16時) (
レス) @page50 id: a7a9653a86 (このIDを非表示/違反報告)
ずんずんずっくり(プロフ) - Rainさん» ありがとうございます！うれしいです。亀更新ですが頑張りますね(〃'▽'〃) (2020年8月7日 0時) (レス) id: c79d92d7a8 (このIDを非表示/違反報告)
Rain - このお話…好きです先生と生徒の恋物語で一松様…サイコーです (2020年6月14日 23時) (レス) id: a884ba806a (このIDを非表示/違反報告)
ずんずんずっくり(プロフ) - 朱雅さん» ありがとうございます！それは凄いですね！驚きです。笑 更新早めに頑張ります！( ^^ ) (2019年7月12日 21時) (レス) id: 4338a8eba1 (このIDを非表示/違反報告)
朱雅 - すっごい面白くて1日で読んじゃいました笑 一松作品の中で１番好きなので、続き楽しみにしてます。 (2019年7月12日 18時) (レス) id: c96857c750 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ずんずんずっくり | 作成日時：2019年1月31日 21時
