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92.セーフ? ページ44




「え、Aちゃん?」

「こ、こんにちは...。」





カラ松先生に半強制的に家に連れてかれると
ドアを開けた瞬間会ったことのある人達が
私をギョッとした顔で見た。

顔の区別はまだ分からない。

もの珍しそうな顔でカラ松先生を
見る顔は似てる。


「おい。」

「うわ!!!」

「早く入ってくれない?」

「あ、はい...、」


ドアの目の前で足を踏み込むことを
躊躇していると後ろから松野先生に
ものすごい顔で睨まれた。

威圧的すぎて もはや引き返すことも出来ない。


「家の鍵無くて入れないから連れてきたんだ。」

カラ松先生が真顔でそう言うと、この前会ったばっかのチョロ松先生が「はぁ!?いや、
犯罪とかにならないよね?」と冷や汗をかいた。

私もなりそうで怖い。


「大丈夫だ!客間空いてるだろ?」

「まぁ、そうだけどさ〜...。」

カラ松先生はそう言ってチョロ松先生を
説得させた。

おそ松先生は「まぁオレは大歓迎だけどね〜」と
言って近付いてくる。

「家に来ちゃうなんて大胆だなぁ〜♡
Aちゃん?」

「...どういう意味ですか。」

「オレといいことしちゃう?」

「はい?」

やけに近い距離感に後ずさりすると
チョロ松先生が「言ったそばから何やってんだ!」とボコッと殴っていた。

そういえば、いつの間にか
名前で呼ばれてる。


「とりあえず居間に入れ。」と言われて
カラ松先生に誘導されるがままに
私は部屋に入った。


どこまでがセーフだろう。

女の先生の家に入るならともかく、
こんな大勢の男の先生の家に行くって...。



「Aちゃん、ここ座って!」

「あ、...はい。」

トド松先生が床をトントンして
私は狭い机にとりあえず座った。

目が合うとクスッと笑われる。


「一松兄さんの隣だね?」

「へ...。」

「ボクはまだ好きってこと覚えるからね?」

「.......、!」


その瞬間真顔でどこか向く松野先生を見ると
目が合って、思わず私は顔を逸らした。

顔が熱くなって、
何だか上げづらくなった。


そういえば知ってたんだ。


バレてた。

てか、今の聞かれてないよね?







「あれー?なんか顔赤いよ!?辛いの!?」

「....あ、いや...、」

「なんで辛いんだよっ、十四松兄さん。」


意識しちゃダメって思ってたのに

顔がすぐ赤くなって、

あんまり話したことのない
十四松先生の気にとめられた。




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設定タグ:おそ松さん , 一松 , 教師   
作品ジャンル:アニメ
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永松(プロフ) - 夢主が恋に気づき出して意識し出しているところがたまりません可愛いです!一松sideがないのが余計夢主の心情に食い込むのがいいです! (2022年11月16日 11時) (レス) @page4 id: a7a9653a86 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ずんずんずっくり | 作成日時:2018年8月31日 16時

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