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91.同じ空間 ページ43

「助手席でいいか?」

「.....いいですけど。」


戻ってきたカラ松先生が
そう言うとイヤミ教頭と松野先生の
視線をめちゃくちゃ感じた。

物凄い威圧感じるけど
私何もした記憶はない。

背中に刺さる視線にビビっていると
カラ松先生は気にもせず松野先生に話しかけた。


「一松は後ろで1人でいいか?」

「あー、どうぞどうぞ。」

「えっ、?」

「ん?どうした長嶋さん。」

松野先生の素っ気ない態度に私は
いつも通りと感心してるとそれよりも
重大なことに気がついた。

思わず「えっ、」なんて言って
また松野先生に睨まれた。

「なんだ?」

「.......、、いや、あの、」

それにすら言及してくる
カラ松先生は近くまで寄ってきた。

相変わらずこの人は距離感が
分からないのか下手くそなのか
それが逆に恥ずかしくて顔が熱くなる。

「今日は一松と一緒に来たから一緒に帰るんだ。」と、謎にグッドポーズされながら説得された。


「おそ松!ミーも家まで連れて帰るちょーよ!」

「いや、お前車あるだろ!てか、カラ松だ!」

「適切なツッコミはともかく、なんザンス!!
その口調はクビザンス!!」

イヤミ教頭がまたギャーギャー言って
割り込もうとしてカラ松先生と言い合いをしていた。

ヒエラルキーとか身分とか関係ないあたり
イヤミ教頭は相当舐められてるのでは無いかと
ちょっとゾッとしたけど。

相変わらずうるさい。←

それを見かねた松野先生が「早く車出せ、
生徒送れ。」とカラ松先生に半ギレで
怒っていた。





「家まで送ればいいのか?」

「はい。」

イヤミ教頭が車で帰るのを見送ってから
カラ松先生の車に乗り込んだ。

相変わらず優しい匂いがした。

後ろに乗り込む松野先生に
私はドキドキが増す。



狭い空間に松野先生といるなんて夢みた...


「あ」




「え、忘れものか?」

「.......、」


忘れてた。

家の鍵無いんだった。




「.....家の鍵無いの忘れてました。」

「は!?って、.....そういえば言ってたな。」


「なかなかドジだな!」と爽やかに
けなされて更に傷に塩塗られた気分になった。

送って貰うだけでも申し訳ないのに
さらに申し訳ない。

「どうしよう」とカラ松先生は腕を組んだ。


どうしよう、図書館とか下ろしてもらおうか、

けど、どこにあったっけ…。





「なぁ」

「...はい、」

「オレの家来るか?」


「.........、、」





.......、



.....、







「はい?」







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設定タグ:おそ松さん , 一松 , 教師   
作品ジャンル:アニメ
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永松(プロフ) - 夢主が恋に気づき出して意識し出しているところがたまりません可愛いです!一松sideがないのが余計夢主の心情に食い込むのがいいです! (2022年11月16日 11時) (レス) @page4 id: a7a9653a86 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ずんずんずっくり | 作成日時:2018年8月31日 16時

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