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73.嫌な部分 ページ25

入学式が始まり、体育館の中は
新入生と親で溢れていた。





私達は校歌伴奏のために
演奏をしていた。

それ以外はずっと入学式の
一連の流れをずっと見ている。









...懐かしく思える。




入学したては初々しくて、
緊張して沢山迷った。

右も左も分からない人だらけの中で
よく沢山友達出来たものだ。









「それでは学年の先生方の紹介をします。」





校歌のあと、イヤミ教頭が
そう言うと近くに座っていた先生方が
壇上に上がっていくのが見えた。

3年生の先生は繰り下がっていくのは
もちろん、新しい人もいた。









「.......!」








そして、そこに松野先生の姿もあった。









私は期待していた。

少し運命なんてもの信じていた。








松野先生は1年生の学年に行っちゃうのか。









副担なのかな。


そりゃ、去年は休んでたし。

そのまま私達と上がることなんてないか。









「1年2組の副担は、松野一松先生です。
担当教科は国語です。」









そう言って、ことを進めていく
教頭先生の声が こだま して聞こえる。



何故か胸がバクバクして、
複雑な気持ちでいっぱいだった。









きっと、松野先生かっこいいから
すぐ人気でちゃうのかな。









そんなの、死にそう。




塩対応で嫌われて、私だけが
あの人のことを好きでいたい。

私だけを好きでいて欲しい。









好き、なんて行動に示されたこともないのに。


私の独占欲が強くなる。

自分の嫌な部分が見えてくる。









松野先生は一礼していた。

やっぱりスーツを着こなしていて
遠くからでもかっこよく見えた。






あの背中はかっこいいから

きっと、みんな飛びつくんだろうな。









「.......。」









そんなの、









絶対に嫌だ。









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設定タグ:おそ松さん , 一松 , 教師   
作品ジャンル:アニメ
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永松(プロフ) - 夢主が恋に気づき出して意識し出しているところがたまりません可愛いです!一松sideがないのが余計夢主の心情に食い込むのがいいです! (2022年11月16日 11時) (レス) @page4 id: a7a9653a86 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ずんずんずっくり | 作成日時:2018年8月31日 16時

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