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side yuya
(伊野尾くん、最近体調悪そうだし、少し痩せたし、大丈夫かな…)
全員で移動を始めた時に、ふと伊野尾くんがいないことに気づく。
「あれ、伊野尾くん…」
マネ「本当だ、いない。高木さんちょっと呼んできてもらえますか?まだ撮影まで時間あるので…」
「わかりました。」
なんだか、胸騒ぎがする。
伊野尾くんはいつもなら俺の横にくっついてるのに。
「おかしい…大丈夫、だよね…?」
薄暗いテレビ局の廊下を走っている時に、奥から誰かの激しい咳が響くように聞こえる。
その声は間違いなく俺の愛する人。
長い廊下を走っている間も止む気配は無くて、むしろ控え室に近づく度その咳は大きくなる。
でも、その咳は控え室に着いた途端に止んだ。
控え室のドアは半開きで、僅かな隙間から覗けたのは白魚のように美しい手。
「伊野尾くんっ…!!」
ドアに手を叩きつけるように開く。
そこには机にもたれかかってうなだれる伊野尾くんがいた。
「た、かき…お願い…
今のこと…だれにも、いわ、ないで…」
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syuri(プロフ) - かのさん» めっちゃ嬉しいです!ありがとうございます。更新頑張りますね! (2018年8月3日 21時) (レス) id: 6144f4462e (このIDを非表示/違反報告)
かの - 続きすっっっごく気になります!! 読んでてドキドキします!更新頑張ってください!応援してます!! (2018年7月28日 7時) (レス) id: 9c84d691f0 (このIDを非表示/違反報告)
syuri(プロフ) - きなこさん» いやもうね、瑛治くんしか出てこんかったwww丁度いいかなーと思ってwww (2018年6月9日 18時) (レス) id: 6144f4462e (このIDを非表示/違反報告)
きなこ(プロフ) - ちょまwwwwww 誰かと思ったら瑛治くんwwwwwwwww (2018年6月9日 18時) (レス) id: 32cee10fb7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:しゅり | 作成日時:2018年5月2日 19時