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白く長い髪に雪のように白く滑らかな肌、長いまつげと鮮やかな赤い瞳。
全体的に小柄だが、胸元の膨らみはふくよかで、短いスカートからはしなやかで長い足が伸びる。
女子高生だと聞いていたがその容姿はまるで13、14歳ほどの少女に見えた。
「えっと…あの、私の顔何かついてますか…?」
じっと六つ子に見つめられ少女は居心地の悪さにたじろぐ。
その唇から零れる言葉は小さな音だが透き通る声ははっきりと六つ子の耳に届いた。
絵に描いたような美少女だった。
六つ子の幼馴染であるトト子もかなりの美女であり六つ子は彼女の大ファンであるが、そんな彼女とも桁違いに少女は美しかった。
淡く儚げで今にも消えてしまいそうな少女に六つ子達は言葉が出なかったのだ。
自分を見つめたまま固まっている六つ子に対し、少女はどうすればいいのか分からないようで、松代に視線で助けを求める。
「ほら、ニート達、この子が今日からあなた達の妹になるのよ。挨拶しなさい」
松代の声が六つ子を現実へと引き戻す。
そうだ、目の前の少女に挨拶をしなくては。
「俺は松野家長男、松野おそ松!よろしくな」
先陣を切って声を張り上げたおそ松に続いて弟達も名前と軽い挨拶を付け加えていく。
「フッ…松野家に生まれし次男、松野カラ松だ。よろしくなmy sister」
「こ、こんにちは。松野チョロ松です。よ、よろしくね」
「松野一松…」
いつも通りとびきりカッコつけた台詞を付けながら挨拶を終えたカラ松に一松から辛辣な言葉と共に拳が振り下ろされる。
カラ松に続いてチョロ松が頬を赤く染めながら若干どもりつつも挨拶を済ませ、そこに続いて一松が自分の名前だけを述べると少女からすぐに視線を逸らした。
「はいはーい!俺、松野十四松!よろしくね!野球する!?」
「野球はしないよ十四松兄さん。僕は松野トド松。よろしくね」
手を挙げながら元気よく少女の前へと飛び出した十四松は素振りをする真似をし始める。
その横から笑顔のトド松が割って入り、あざとい仕草を振りまきながら自分も挨拶を済ませた。
六つ子全員からの挨拶を全て真剣に聞いていた少女は、確認するように一人一人の名前を呟く。
そして、最後に全員の顔を見渡すとぺこりとお辞儀をした。
「高野Aです。えっと…今日から、お世話になります。よろしくお願いします」
***
次から夢主視点となります。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
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ゆきな(プロフ) - 松野家兄さん方ナイス!でもあなた方は男性なんで女子の私に任せてください!精神的につぶしますから(笑顔)モブ女子?さん!少しお話しようか!(黒笑)…これからも頑張ってください-w続き楽しみにしてます-w (2019年2月25日 22時) (レス) id: e7791cc44f (このIDを非表示/違反報告)
夜空(プロフ) - 続きみたい (2019年2月25日 18時) (レス) id: 2ba1387257 (このIDを非表示/違反報告)
珠愛(プロフ) - 凌さん» コメントありがとうございます!お褒めいただきありがとうございますっ!!とても嬉しいです!おっそい更新で申し訳ございません…頑張ります (2018年7月28日 15時) (レス) id: 600712081e (このIDを非表示/違反報告)
凌 - 凄い小説作るの上手で羨ましい限りです…更新ファイトです! (2018年7月28日 15時) (レス) id: 6cdbac58dc (このIDを非表示/違反報告)
珠愛(プロフ) - 京松(ちかまつ)さん» 京松さん、コメントありがとうございます!返信遅れてしまってごめんなさい…。私の名前は珠愛とかいてしゅなと読みます。読みにくい名前なので謝らなくても大丈夫ですよ^^更新頑張りますので、これからもよろしくお願いします! (2018年4月6日 16時) (レス) id: 600712081e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:珠愛 | 作者ホームページ:ニャンニャンニャン♪♪♪
作成日時:2017年9月22日 19時