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続き2 ページ37

3日後の朝、準備が終わったあとヴォルは言った。
ヴォル「この者、ロックスとガイストは我と同じ境地を共に歩み、共に生き延びた仲間である。2匹は生き延びた後、群れ(帰る場所)を失った。我々がそれになろうではないか!そして、その苦境を共に乗り越えようではないか!ここに集まりし勇敢な戦士達よ!行くぞ!我に続け!」
そういい、 森を駆け出した。それに続いて俺達も駆け出した。ヴォルの言葉は、あの柵の中にいた無口な頃とは違い、王たる風貌に包まれた威厳あるものだった。
ヴォルと共に街を目指してはや2日、なぜ森まで1日でたどり着けたのか不思議なくらいだった。
ヴォル「もうすぐ荒野に着くはずだ。準備はいいか?」
ロックス「今のうちに作戦を説明しておこう。今回の作戦はシンプルな夜襲だ。みんなには、俺とガイウス、そしてヴォルが連れ去られた場所の人間を殺すまでの間、他のところで暴れておいてほしいんだ。できる限り人間は殺すな。あくまで復讐目的があるのはそこの人間だけだ。」
みんなの顔に覚悟できているのが見えた。
そしてその夜、街の近くまでついた。
ロックス「俺が偵察に行ってこよう。みんなは待っていてくれ。」
ロックスは、重々しく足を進めていった。そして、見た。並ぶ多くの箱。そして、一部の灯り。人間は出歩いておらず、縄で繋がれた馬だけが外で寝ている。やはり人間は自分勝手だ。自分らだけが箱の中で安全に暮らし、暖を取る。同じ動物である、そして働き手である馬を寒い外に放置、捕縛しているのだ。そして、挙げ句の果て、用が済み次第逃がすのではなく殺すのだ。許せない。リノ。ゲパルト。これはお前らの為でもある。お前らを、友を奪った人間を同じ目にあわせてやるんだ。そう思った。
しばらく歩いて、俺達が逃げてきたやっと見つけた。だが、近くに人間がいる。恐らく、俺達が脱走したことにより警備体制がかわったのだ。つまり、あの中には別の動物がいるということになる。そいつらの救助もしてやりたい。その説明も踏まえて、ロックスは戻ってきた。
ヴォル「やはり新たに動物が捕まったのか…」
ロックス「やはりもう攻め始めるべきか?」
ガイウス「もうすぐ月が真上に登る。そろそろ人間も減るだろうが。」
ヴォル「そうだな。みな、準備はいいか?行くぞ!」

続く

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不登校の自殺志願者 - コメ欄から来ちゃいました!!いやぁー凄いですよね。めちゃくちゃ続いてる。私が見た時は500コメ超えてました。 (2019年5月15日 11時) (レス) id: fed8378344 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:コメ欄の作者達 | 作成日時:2017年8月17日 22時

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