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story 17 ページ18

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『…ん…っ』


ゆっくり目を開けると、白い天井が目に入った。

独特な消毒液の匂いがすることから保健室にいる
ということは分かった。







「A…大丈夫か…!」



声の方向をゆっくり向くと、そこには御幸くんが。


(あれ、私は…?)


「軽い貧血だってさ。休憩中に倒れたんだよ。

…マネージャーから聞いたよ。
最近、食欲なくて飯あまり食べてないんだってな?」

『…うん』

「ちゃんと食べないと今回のようになるから
3食はきちんと摂ることって先生が言ってた」

『分かった…。ごめんなさい、迷惑かけて…』


ゆっくり体を起こして御幸くんに軽く頭を下げた。

御幸くんの顔を見るのが気まづいと思い、顔を
伏せたまま少しの沈黙があった。









「___でも、無事でよかったよ…」


『え?』



御幸くんの言葉に驚いて顔を上げようとしたら
目に入ったのは優しい笑顔の彼だった。

あの時のような、私が好きになった笑顔。

そんな彼を見て私の体温は上昇する一方。



(絶対、顔赤くなってる...)




『…あ、あのっ、御幸くん…っ』

「どうした?」

『…もしかして…ずっと居てくれたの…?』


今の状況で何聞いてるんだろうって思いつつも
恐る恐る聞いてみた。









「うん。そうだよ」


御幸くんのその一言にドクンと胸が踊った。


分かってる…。
この言葉はマネージャーだから。

マネージャーに対しての言葉なんだ…。
もう期待なんてしないんだから…。




『あ、ありがとう…』


小さく御幸くんに聞こえるか聞こえないか程度の
声だったと思う。

それでも彼はきちんと聞こえていたようで、
また優しい笑顔で「どういたしまして」と言った。





△▽△▽


暑い日が続いていますね。
読者様も熱中症には気をつけてお過ごしください!
お気に入りの数が増えていて驚きました。(笑)
ありがとうございます!
今後ともよろしくお願いします!

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設定タグ:ダイヤのA , 御幸一也   
作品ジャンル:アニメ
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まゆみ - 完結おめでとうございます!おつかれさまでした!番外編ぜひ見たいです(●´▽`●)付き合ったあとの話とか!楽しみにしております! (2020年6月24日 1時) (レス) id: fae32c4e01 (このIDを非表示/違反報告)
ななし - 素敵な作品をありがとうございます!!そして、完結もおめでとうございます!御幸、、カッコいいですね〜!是非、番外編・another story書いていただけたら嬉しいですっっ!!楽しみにいつでもお待ちしております! (2020年6月22日 20時) (レス) id: cb848ab619 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:こころ | 作成日時:2020年6月14日 15時

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