あの日に始まった片想い【◇】

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「…あれから考えたんだ。Aのこと。


Aは俺の仲のいい友達だって思ってる。







＿＿＿＿でも、今は違う」




御幸くんの声が、言葉が、耳に残る。









「Aは慣れないマネージャーの仕事を
頑張って、俺たちを支えようとしてくれた。

そんな姿を見て素直に凄いと思う」



(御幸くんから褒められた…)



それだけでも、自分にとってはとても嬉しい。

頑張っていた自分は報われていたんだと感じた。








「Aに告白されてから、ずっと考えた。







＿＿＿＿俺は、お前の存在に救われていたって」




メガネ越しに御幸くんの視線とぶつかった。


目が離せない、そんな気持ちになる。






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「＿＿＿＿俺も、Aが好きだ」




私が好きになった優しい笑顔で、
私に聞こえるように言った。



『…っ』

あまりの衝撃に手で口元を隠した。




「って、また泣くの？」


御幸くんに言われて、泣いていることに気づいた。




『…ご…ご、めん。その、…嬉しくてっ』



次々に溢れる涙を止められない。






すると、ふわっと彼の温もりが伝わってきた。




「待たせてごめん」


そう言って、優しく抱きしめてくれる。









「遅くなったけど…俺と付き合ってください」


『…っ、はい』









窓から差し込む夕陽の光が私たちを優しく包む。



彼の温もりと、夕陽の温もりを感じながら、
あの日に始まった片想いは実を結んだ。





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end






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△▽△▽


この度は あの日に始まった片想い を
読んでいただきありがとうございます！
iPhoneのメモに残していた作品を
多くの方に読んでいただけて嬉しいです。


実は、番外編と言うか…another story的な
ものを書こうか悩んでまして。
もし、読みたい！って方がおられましたら
書けたらいいなと思っています(^_^)

宜しければ、
評価・コメントをしていただけると幸いです◎


この作品を読んでくださった方々、
お気に入り登録をしてくださった方々
本当にありがとうございました！

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