『俺にするのだよ。』『ちょ、真ちゃん抜け駆けすn『お前ら…轢くぞ。』

□16話□ ページ20

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緑「……高尾は追ってきてないな。」


暫くすると、誰もいない教室へ入り
ゆっくりと私を降ろした。


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貴「みど…りまくん？」


緑「はあ…
高尾に何もされていないか？」

そう言って、私の目線の高さに合わせる。


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貴「……うん。」


“そうか”
そう言いながら私の頭を撫でる。


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緑「A。
俺と一緒にいるのだよ。」


貴「え？」


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そう言った緑間くんの顔が余りにも
キレイでとくん、と胸が高鳴る。


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緑「初めてなのだよ…
誰にも渡したくない、そう思った。
俺はA…お前が好きだ。」


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“愛してるのだよ”


そう言って、私を抱き寄せる。


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貴「み、緑間くん！//」


緑間くんに抱き締められるのは二回目。


だけど、胸の高鳴りは慣れる事はない。


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緑「……すまん。//」


顔を赤くしながら私から離れた。

貴「あ、いや……//」




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きっと私も顔が真っ赤だ。


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その瞬間、バシン！と言う効果音と
緑間くんの歪んだ顔。
その後に聞きなれた声が聞こえる。

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