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とある過去の中の領域内 ページ7

〜ユキside〜


気付いたら、自身の異空間の中にいた。


永遠に続く階段を見ながら、私はふと思った。

あれ、私なんでここにいるの?



竜跳虎臥・夢幻城(りゅうちょうこが・むげんじょう)

通称:【夢幻城】


私の領域であり、特殊な異空間。

五条さんいわく、私の異空間は領域展開でも使える特殊な空間らしい。

見た目は、鬼滅の刃に出てくる無限城にそっくりだ。



そんな空間の中に、私はいた。

しかも先ほどまで傷だらけだったはずなのに、傷が全くない状態で。



起き上がって周囲を見れば、少し遠くで感じたことのない気配を感じることに気づいた。


気配的には、強者だろう。

それにしても、なんでこの空間の中にいるのだろうか?


この空間の中にいるのは、私の家族か私が許可を出した相手か私の異能力生命体たちだけだ。

少なくとも、家族はこの世界にはまだ来ていないはず。

異能力生命体たちの可能性はあるけれど、私が彼らの気配を間違えるはずがない。


そう考えると、あの気配の主はいったい何者なんだろう?


そう思いながら、気配を消して慎重に進む。


慎重に慎重に。

相手がどれだけの実力があるのかわからない以上、下手に相手を激昂させるわけにはいかない。


領域はこちらだけど、領域を塗り替えることだってできる。

そういう能力を持っていた場合、かなり厄介な状況になる。



そう思いながらも気配を消して歩いて行けば、そこには一人の男がいた。

赤い上着を肩にかけ、桃色のシャツを着た男。

腰には、剣。

頭の上には、少し変わった髑髏のマークが描かれた帽子。



…………なんなんだ、この男。







男「ん?おお!!人がいたのか!!」



…………うん、なんなんだこの男。

私、気配を消していたはずなんだけどな。

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小説ワンコ(プロフ) - 雪見大福さん» コメントありがとうございます! (2021年4月19日 14時) (レス) id: 0ce27e24b5 (このIDを非表示/違反報告)
雪見大福(プロフ) - これからも無理せず頑張ってください (2021年4月18日 23時) (レス) id: 4031fb98ab (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:小説ワンコ | 作成日時:2021年2月14日 16時

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