あの私達は、海賊ではなく元呪術師で現鬼殺隊の柱なのですが (ページ6)

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忠誠心ページ6

～【鵺】side～

髪「なに考えてるんだよい！」

変な髪型の男が、子供の言葉を聞いてそう叫ぶ。

うん、僕もそう思う。

というか、もし話している内容が通じているんならそう叫びたい。

変な髪型の男が叫んだあと、子供が言う。

子供「だって、よく言うでしょ？ペットの気持ちは飼い主がよくわかるって。それなら、飼えばなにかわかるんじゃない？」
和服「そういうのは、しっかりとした信頼関係があるからこそさ」
子供「じゃあさ親父に聞いてみようよ。もしかしたら、親父ならなにかわかるかもしれないし！」

いや、親父って誰だよ。

あと、ペットってなんだ。

僕は、ご主人の手下であってペットじゃない。

信頼関係は…………あると思いたいな。

僕以外にも手下はいるし、どうしてもご主人を独り占めすることはできないけど。

でも、呼ばれる回数は多い。

だって、ご主人は僕たち手下の五感を自分の五感に繋げることができる。

だから、僕みたいに索敵と攻撃どちらもできる手下はよく使ってくれる。

そう思っていると、いつの間にか知らない部屋の中に連れてこられた。

たぶん、壁からして船の部屋の中。

僕・変な髪型の男・子供・和服男の目の前には、僕たちの何十倍も大きい大男が座っていた。

変な髪型の男が、僕のことをなんて説明したのか突然大男が大きな声で大笑いし始めた。

大男「グララララッ！大した忠誠心だなぁ」
髪「どういう意味だよい、親父？」

言っている意味がよくわからなかったけど、大男の命令で変な髪型の男をご主人の元へ連れて行くことに成功した。

船に乗せていいって言って従っているところを見ると、あの大男がこの船の大将みたいだ。