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ご主人の願い ページ4

〜【鵺】side〜


ご主人が血まみれだ。
ご主人が死んじゃう。

ご主人からの願いは、今はダメだ。

覚醒は確かに怪我が治る。
でも今の怪我の状態じゃあ、ご主人の体に負担が来る。

それは、良くない。

とにかく、なんとかしなければいけない。


幸い、今回のは「お願い」であって「命令」ではない。

それなら、なんとか周囲に居そうな人間を見つけてご主人を助けてもらおう。



そう思って飛んでいると、変な鳥を見つけた。

青色の炎みたいな鳥。
でも、魂は鳥でもなく呪霊でもなく人間のもの。


なんだろ、あれ。

…………まあ、いっか。

人間なら、ご主人の役に立つかも。



?「な、なんだよい!?」


そう思いながら、青い鳥に襲い掛かるとそんな声が青い鳥から聞こえてきた。

声的には、雄__男か。

まあ、いいか。
能力的には、こちらの方が強い。


そう思いながら、爪で鳥をなんとか捕まえようとしているとそのままバランスを崩して落ちてしまった。


木の床っぽいのに着地したが、気づいたら青い鳥は消えていて変な髪の毛の男が立っていた。


…………とりあえず、こいつ連れてこ。

そう思って、男を捕まえようとしたら男が逃げる。


え、鬼ごっこ?

ご主人の手下にいるハンターどもじゃないから、得意じゃないんだけど。


?「このっ、離れるんだよい!」
?「その鳥はなんなんだい、マルコ?」
?「知らねぇよい。飛んでいたら、急に襲ってきたんだよい」


暴れる男をなんとか連れて行こうとしたら、見覚えのある服を着た男が来た。

なんだっけ?
和服って服だっけ?
ご主人が、今世で着ていたことがある奴。

そんな服を着ている男に向かって変な髪の男が言えば、和服男(仮)がこっちをジッと見てきた。


とは言っても、僕の言葉はご主人にしか聞こえない。

ご主人がいない以上、なんとか動作だけで知らせなきゃいけない。


…………できるかな?


?「何か、伝えたいんじゃない?」
鵺「ピュイ(そうだよ)」


しょんぼりとしていると、また新しい声が聞こえてきた頭をあげれば茶髪の子供がいた。


子供「どこから来たの?」
鵺「ピュイ(海)」
?「…………何か伝えたくても、言っている意味が分からなきゃ意味がないよい」


子どもに話しかけられそう答えれば、変な髪型の男にそう言われた。

それでまたしょんぼりとしていれば、子供に撫でられてしまった。


子供「ねぇこの鳥、うちで飼おうよ」
?・和服「は?」


…………ひ?

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小説ワンコ(プロフ) - 雪見大福さん» コメントありがとうございます! (2021年4月19日 14時) (レス) id: 0ce27e24b5 (このIDを非表示/違反報告)
雪見大福(プロフ) - これからも無理せず頑張ってください (2021年4月18日 23時) (レス) id: 4031fb98ab (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:小説ワンコ | 作成日時:2021年2月14日 16時

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