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お留守番、だって ページ4
A視点
『んぅ〜』
今は坂田くん忙しいから家にいないの。
やっぱり寂しいなぁ。
『さぁた、くーん…』
寂しさを和らげようとして今いない君の名前を呼ぶ。
けど、いないものはいなくて。
いつもみたいに私の名前を呼んでくれるあなたはいないの。
そう考えると自然と不安になってきちゃって。
また、目の前が真っ暗になった。
毒々しい柄をした蛇がとぐろを巻いてこっちを睨んでくる。
こんなことがあったとき、いつも側には君がいて。
けど今はいないんだよ。
『…一人でも、いられるから…』
私だって大人だから。
このくらい、このくらい耐えられるし。
何も、何も…
『怖くない、よ…!!!』
口から出た言葉とは裏腹に涙がぼろぼろと溢れていく。
目の前の暗闇に身を投げそうになった瞬間、ふわっと香る大好きなあなたの匂い。
『さぁたくん…!!!』
sk「一人でよう待っとったな。えらいえらい」
君はやっぱり不思議だなぁ。
君が来てくれた途端暗闇がなくなったんだもの。
大好きだよ、坂田くん。
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作者名:Machika@まっくる | 作成日時:2019年12月20日 20時