〈文スト 〉口付けは蜜よりも甘く

クイズは好きかい？3(ゴーゴリ) ページ27

「正解は・・・起きるまで身体をくすぐる〜！！」
陽気なゴーゴリの声と共に、私の脇ら辺に手が伸ばされ、くすぐられる。
その耐え難い感触に、寝起きだと言うのにも関わらず、思わず笑い転げてしまった。
「ちょっ、ゴーゴリ、そ、其処は、フッ駄目ッ・・・、あっははは！！！！」
私は、魔の手から逃れようとベッドをペシペシと叩きながら、身体を捩る。
「ん〜？あれ〜まだ起きないな〜！？」
ゴーゴリは、ニヤニヤと意地悪な笑みを浮かべて私の脇をひたすらくすぐり続けた。
此奴・・・、絶対楽しんでるな・・・。
「もう起きたって！！起きたから！！止めッ・・・ふッはははッ！！」
私が完全に起きた事を確認すると、満足そうにゴーゴリは手を離した。
笑い転げて疲れた私は、ぜえぜえと肩で息をする。
「如何？目が覚めたでしょ？」
ニッコリと、悪意のある笑みを浮かべるゴーゴリ。
「『目が覚めた？』じゃないわ！！朝から笑い死ぬ所だったんだけど？！！て言うか、今からする事って・・・これだったの？！！」

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