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微熱3 ページ3

「・・・俺だって、手前を行かせたくねェよ・・・!!
そう言う中也さんの声は、悲しそうで辛そうで、聞いているだけで胸が締め付けられる様に苦しくなる。
「Aが他の男と居る処考えただけで、凄ェ嫌なンだよ・・・!!命令なのは判ってる。けどよ・・・、俺は行かせたくねェ・・・!!!!」
ー嗚呼、そうか。中也さんも一緒だったのか。明日の任務が嫌なのも。辛くて悲しくて、やり場の無いこの気持ちも。全部、一緒だったんだ。
「私も・・・、中也さん以外の人と一緒に居たくないですッ・・・!!!!私が傍に居たいのは、中也さんだけなんですッ・・・!!!!」
私の熱くなった目頭から、熱いナニかが零れ落ちる。それは、中也さんの服にじわりと染みを作っていく。
恋は盲目とは言うが、本当に盲目になるらしい。中也さん以外の人なんて、毛程も興味が無い。否、中也さんさえ居れば如何でも良い。

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設定タグ:中原中也 , 文スト , 風邪   
作品ジャンル:アニメ
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midori(プロフ) - すごくいいです!!頑張ってください!! (2017年11月26日 16時) (レス) id: 6061ae511d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:テツ | 作成日時:2017年11月18日 23時

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