２５話 ページ27
あれから話をまとめた結果、指輪は私が持ち、しばらくは沢田くん家でお世話になることになった。
「何かあってもオレの弟分が守ってくれるさ」とディーノさんは言ったが、託された側の沢田くんは顔面を蒼白させていた。
昨日ぶりの奈々さんは急に押しかけたにも関わらず快く迎え入れてくれた。
「おー、君がAちゃんか。オレはツナの父親の沢田家光だ。ふつつかな息子だが……」
「ちょっ、ちょっと父さん！ Aはそういうのじゃないから！」
大きく口を開けて豪快に笑う家光さんは「冗談だよ」と発言を撤回した。
「それよりツナ、今日も出掛けるぞ。招いてない客が思ったより早く来ちまったらしい。……君はツナたちに着いてってくれ」
｢え、は、はい｣
話がよくわからないまま進んだが、家光さんは実はマフィア関係者で、沢田くん自身はそのことを今知った。
そして雷の守護者が狙われてて危ないから助けに行くぞ、ということらしい。
家光さんは他の守護者を呼びに行くということで、現場には私と沢田くん、リボーンくんで行くことになった。
「雷の守護者って！」
「ランボくんだったの！？」
雷の守護者ことランボくんを探している最中にリボーンくんから聞かされた話に私たちは酷く驚いた。
沢田くんは「あいつ五歳だぞ」「おバカだぞ」と嘆き騒いでいるが私もそこは否定できない。
奔放で、常に力が有り余っているイメージが強いがまだ五歳だ。
戦闘において成長途中の小さな体は不利にしかはたらかない。
「あれって……！？」
暗い夜道に響く幼い声。
それにいち早く反応したのは沢田くんだった。
「フゥ太！ ランボ！ イーピン！」
探していた人物が見つかったが、怪しい男に襲われているようだ。
私たちが割って入るよりも先に相手の攻撃が三人に当たってしまう。
間に合わない。
それだけがはっきりと分かった。
伸ばした手の先で、怯えた顔がこちらを見ていた。
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小学7年生(プロフ) - 雛。さん» 雛。様、コメントありがとうございます！そのコメントが嬉しいです〜！！ちまちま更新しますので今後ともよろしくお願いします！ (2021年12月8日 18時) (
レス) id: f875b378db (このIDを非表示/違反報告)
雛。(プロフ) - 加筆嬉しいです。ありがとうございます (2021年12月8日 8時) (レス) @page11 id: 9ec0000aae (このIDを非表示/違反報告)
小学7年生(プロフ) - 弥冬さん» ありがとうございます！ これからもニヤニヤしながら読んでいただけるよう頑張ります！！ (2020年4月14日 14時) (レス) id: f875b378db (このIDを非表示/違反報告)
小学7年生(プロフ) - 霧菜☆紗理屋さん» そう言って頂けて本当に嬉しいです！ これからも読んでくださると嬉しいです！！ (2020年4月14日 14時) (レス) id: f875b378db (このIDを非表示/違反報告)
弥冬(プロフ) - 面白くてニヤニヤが止まりません！応援してます (2020年4月14日 0時) (レス) id: 0c4007c939 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：小学７年生 | 作成日時：2020年4月13日 11時
