２４話 ページ26
後日、夜七時に沢田くんとリボーンくんが家を訪ねてきた。
一ヶ月前の騒動もあり、夜に外出させることを両親は反対したが、沢田くんが何度も頭を下げたことで了承を得られた。
家を出た私は近所の中山外科医院に来ていた。
昨日の指輪の説明をすると言われた時は差出人が判明したのだと高揚した。
しかしそこまでは辿り着いていないらしく、言葉通り、指輪の説明をするために呼ばれたのだった。
「結局のところ、関係ありそうでないってことですよね？」
そこではその指輪が、�爛椒鵐乾譽螢鵐悪瓩箸いΔ箸討盖�重な指輪と似通ったデザインをしていること。
そもそもボンゴレという現在９代まで引き継がれてきているマフィアが存在していること。
沢田くんはそのマフィアの１０代目候補だということ。
本人は認めていないこと。
リングは大空、雨、嵐、雲、晴、霧、雷の七種類が存在していること。
私に届いた物はそのうちの雲のリングだったこと。
本物の雲のボンゴレリングを含め、どのリングも私のよく知る人物たちが半分に割れた状態で持っていることを説明された。
ボンゴレリングに似ていてもボンゴレリングではない。
それなら私は無関係ということだ。
「無関係かどうかはなんとも言えねーな。なにしろ、タイミングがタイミングだ」
机上に置かれた雲のリングを眺めながら腕を組む整った顔の男性。
ディーノさんというらしい。
シンデレラだったか人魚姫だったか、昔読んだ絵本にこんな王子様がいた気がする。
この顔なら白馬に乗ってても似合うのだろう。
「確認したいんだが、フレデリカのことは知らないんだよな？」
「は、はい」
全く別のことを考えていたため、急に話しかけられた驚きから第一声が盛大に裏返った。
誰もそのことには触れず、私はひとりで恥ずかしくなった。
「アラウディってのも、聞いたことは？」
「すみません……」
「小村殿が謝ることではありませんよ」
日本人の特性とでも表現すべきか。
知らないこと、情報を与えられないことが申し訳なくなった。
それに先日の爆発の原因だったらしいバジルくんが優しく微笑んだ。
「オレは宣戦布告に見えるぜ」
「拙者もディーノ殿と同じ考えです。一般人を巻き込むことも厭わない……と」
「戦えるヤツが守れば解決するが、守護者の方にそういうヤツらが着いちまった後だしな」
大変なことになってきたのにどこかわくわくしている私は、リボーンくんの視線に気が付かなかった。
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小学7年生(プロフ) - 雛。さん» 雛。様、コメントありがとうございます！そのコメントが嬉しいです〜！！ちまちま更新しますので今後ともよろしくお願いします！ (2021年12月8日 18時) (
レス) id: f875b378db (このIDを非表示/違反報告)
雛。(プロフ) - 加筆嬉しいです。ありがとうございます (2021年12月8日 8時) (レス) @page11 id: 9ec0000aae (このIDを非表示/違反報告)
小学7年生(プロフ) - 弥冬さん» ありがとうございます！ これからもニヤニヤしながら読んでいただけるよう頑張ります！！ (2020年4月14日 14時) (レス) id: f875b378db (このIDを非表示/違反報告)
小学7年生(プロフ) - 霧菜☆紗理屋さん» そう言って頂けて本当に嬉しいです！ これからも読んでくださると嬉しいです！！ (2020年4月14日 14時) (レス) id: f875b378db (このIDを非表示/違反報告)
弥冬(プロフ) - 面白くてニヤニヤが止まりません！応援してます (2020年4月14日 0時) (レス) id: 0c4007c939 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：小学７年生 | 作成日時：2020年4月13日 11時
