検索窓
今日:5 hit、昨日:1 hit、合計:96,543 hit

102. ページ4



















「つまり――二人は僕が帰ってきたのに気がついて、我先に、と出迎えに行こうとしてぶつかって、修哉がつぼみの腕を引っ張って、転んで、押し倒した形になったと」



終始、僕が疑いの目を向けながら見ていた所為だろうか。

二人は少し半泣き状態である。



「まあまあ、お姉ちゃん。それくらいにしておいてあげて欲しいっす。二人の身の潔白の証人ならここにいっぱいいるっすから」


ぽんぽん、とこーちゃんが僕の頭を撫でてくれた。

ちくしょう、それは僕の特権だぞ。撫でるな、撫でさせろ((



「私も見てたよ。カノとキドが転ぶの」



マリーがお茶を持ってきてくれながら話す。



「そっか。マリーとこーちゃんが言うなら信じようかな」



マリーとこーちゃんの頭をなでなですると、こーちゃんは少し照れくさそうに笑い、マリーは嬉しそうに目を細める。

こいつらかわいい。くそかわいい。セトマリ天使。




セトマリ撫でながら和んでいると、



「二人ばっかりずるいよ、折角5日ぶりに会えたのに〜」


「ね、姉さんがいなくて、そ、その、寂しかったから……」



僕の服の裾を引っ張って、拗ねた顔で上目遣いに見てくる修哉と


ほっぺを赤くしてもじもじとした様子で「構って欲しい」と言えないつぼみ。




やっぱり家が一番良い。さっきのでご飯3杯はいけそうな気がする←



「勿論、僕も皆と会えなくて寂しかったから早く帰ってきたんだけどっ」



修哉とつぼみの腕を引っ張って抱き寄せる。

すると、修哉はえへへと笑ってギュッと抱きついて来た。
つぼみもまた口元を緩めて控えめに抱きつく。



かわいい、かわいいかわいい。何でうちの子たちこんなにかわいいんだろうか。


思わず顔がにやける←



そろそろ本当におまわりさん来そうで怖いなぁ((



「ふふっ、二人とも本当にAが好きなんだねっ。私も好きだよ」



僕の両手が塞がっているのでマリーが正面から抱きついてくる。

白くて小さくてもこもこなロリが抱きついてくるううぅぅ…!!!


両手に花、どころか、三方向から花ですわ、これ。



そして、僕にトドメを刺すかのようにこーちゃんが後ろから抱きついてくる。



「俺もっすよ」



…ここは天国か。花畑が見えた、ヤバい。

103.→←101.



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (308 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
390人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

なえ - めっちゃ面白いです!まだ書けるのなら、ゆっくりでも良いので更新お願いしますm(._.)m (2021年3月7日 3時) (レス) id: 7bd6f37d2f (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - え、これ終わりなんですか? (2020年4月4日 17時) (レス) id: de93f0d8c4 (このIDを非表示/違反報告)
桃猫&黒猫 - Ibとクロエのレクエイムは分かりました(`・ω・´)キリッ (2017年12月1日 0時) (レス) id: 16628b168c (このIDを非表示/違反報告)
こはる@歌い手好き(プロフ) - ああ………いいところで終わってしまった…………続きめっちゃ楽しみなんですけどこれ続くんですか………? (2017年1月27日 18時) (レス) id: 595e2aacaf (このIDを非表示/違反報告)
レナ(プロフ) - 110話のはやっぱりホラーゲームのだったんですね!ホラーゲームは面白いですよね!!更新楽しみにまってますね!!! (2017年1月5日 13時) (レス) id: 9a23c11e2d (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:桜音 | 作成日時:2014年5月4日 17時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。