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「へぇ。屋外でやってるみたいっすね」
「あああ、これ、このぬいぐるみ欲しい…!!ヒビヤくん、参加してみない?参加してくれたらなんでもしてあげるから!!」
「嫌だよ。そんなぬいぐるみのために出るとか…。大体、優勝できるほどの芸なんて持ってないし」
ヒビヤに一蹴され、項垂れるモモ。…そんなに欲しいの、あのぬいぐるみ……。
隣ではつぼみが「…キサラギのセンスはいまいち分からないな」と呟いていた。
……ある意味センスあると思うよ…うん。
「モモちゃん、そんなにこのぬいぐるみ欲しいの?」
「すっっっっごく、欲しいですっ!!」
「……仕方ないなぁ。僕が出てあげるよ」
「本当ですかっ!!椎名さ…Aちゃん、ありがとうっ」
まあ、僕、この中で精神年齢だけは一番大人だからね。精神年齢だけは。
※大事なことなので2回言いました。
「いいんすか、そんな簡単に出るなんて言って…」
「大丈夫、大丈夫。僕には優勝する気しかないから」
そう言って無い胸を張るとこーちゃんは苦笑した。
何だよぉ。こんな姿でも僕、結構すごいんだからね。
「じゃあ、屋外に出発!!さ、早く行こう、こーちゃん」
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「わぁ、結構混んでるね」
「まあ、休日だからね。仕方ないよ」
屋外に出たことにより、強い日差しが当たる。
じりじりと噎せ返るような暑さだ。
僕は修哉の首筋に腕を回して周りを見渡すように修哉のほっぺにほっぺをくっつけた。
今現在、僕は修哉におぶられていた。
こーちゃんはというと、マリーをおんぶしている。
実は、つぼみの能力の関係上エレベーターなどには乗れないため、階段を上ってここに来たわけだ。
なので、体力がないマリーはこーちゃんにおぶられる形となり、僕は修哉におんぶしてもらった。
ちなみに、ヒビヤはコノハにおぶられてここまで来た。そして、シンタローは途中からコノハにおぶられていた。ヒキニートざまぁ…。
「修哉、受付に連れてって」
「そんなに急かさなくても今から行くよ?」
ふむ。こーちゃんの肩車も良かったけどやっぱり修哉におぶられるのもいいな。
修哉の背中、何かすごくいい匂いがする←
勿論、こーちゃんもいい匂いだったけど。
なんて思っているとこーちゃんと目が合った。
すっごい笑顔だった気がするけど僕は何も見てない((
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カノくんはめっさいい匂いしそうだな、と常々思ってます(笑)
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なえ - めっちゃ面白いです!まだ書けるのなら、ゆっくりでも良いので更新お願いしますm(._.)m (2021年3月7日 3時) (レス) id: 7bd6f37d2f (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - え、これ終わりなんですか? (2020年4月4日 17時) (レス) id: de93f0d8c4 (このIDを非表示/違反報告)
桃猫&黒猫 - Ibとクロエのレクエイムは分かりました(`・ω・´)キリッ (2017年12月1日 0時) (レス) id: 16628b168c (このIDを非表示/違反報告)
こはる@歌い手好き(プロフ) - ああ………いいところで終わってしまった…………続きめっちゃ楽しみなんですけどこれ続くんですか………? (2017年1月27日 18時) (レス) id: 595e2aacaf (このIDを非表示/違反報告)
レナ(プロフ) - 110話のはやっぱりホラーゲームのだったんですね!ホラーゲームは面白いですよね!!更新楽しみにまってますね!!! (2017年1月5日 13時) (レス) id: 9a23c11e2d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:桜音 | 作成日時:2014年5月4日 17時