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「うぅ〜……靴買ったのに何で降ろしてくれないの…」
「仕方ないっすよ、Aちゃんは小さいっすから」
「むうぅ〜…!!こーちゃん嫌いっ」
「そんなこと言って、嘘はダメっすよAちゃん」
こーちゃんにうりうりと頭を撫でられた。
子供扱いいいぃぃ〜……!!
……そういえば、こーちゃんって意外と子供の扱い上手いような…
もしかして子供好き…?
ハッ…僕のロリショタコンが感染ったんじゃ……
「何考えてるんすか、怒るっすよ?」
そう言ってこーちゃんは僕のほっぺを優しく引っ張った。
いつもは態度がツンなこーちゃんが……優しいだと…!?
これが幼女効果か、すごいな。こーちゃんが優しい上にデレてくれるなら僕幼女でもいいよ((
「あんまり変なこと言うと落としちゃうっすよ?」
「そんな冷たいこと言って。こーちゃんは僕を落としたりしないでしょ」
なんて言い切ってニカッと笑って見せると図星だったのを言い当てられた所為か、こーちゃんは押し黙ってしまった。
照れてる……。だって、こーちゃんのほっぺ熱いし。
かーわーいいなー、もう。
ここぞとばかりに照れてるこーちゃんのほっぺをツンツン突っついていると修哉が近寄ってきた。
「いいなぁ。僕もおんぶしたい。セト、やっぱり役割代わってよ〜」
「今代わったら帰りにカノが疲れちゃうっすよ?」
「そんなこと言って。セトってば、本当はAちゃんを独り占めしたいだけでしょ」
「それは……「あああああああ!!!!」
二人の会話の途中でモモが唐突に声を上げた。
いやぁ、つぼみの能力が働いていて良かったなとつくづく思うよ。
だって、こんな大声上げたのに誰も見向きもしないし…。つぼみの能力良い仕事してるわ((
「どうしたの、モモちゃん」
「何だよ、また変なマスコットキャラでも見つけたのか?」
「おば……モモ、うるさいよ」
他の皆…特にシンタローとヒビヤからの嫌味がこもった言葉なんてそっちのけでモモはあるポスターを指差して興奮していた。
「あ、あれっ!!すっごくかわいくないですかっ!!?」
「え、何?」
モモが指差していたポスターを見てみると、そこには「小学生以下の天才キッズいらっしゃ〜い」と大きく書かれていて。
内容は、小学生以下の子供に何かしらの芸をやってもらって一番を競うものらしい。
ちなみにモモが指差していたのはその優勝景品の何とも言えない顔のぬいぐるみだった。
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なえ - めっちゃ面白いです!まだ書けるのなら、ゆっくりでも良いので更新お願いしますm(._.)m (2021年3月7日 3時) (レス) id: 7bd6f37d2f (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - え、これ終わりなんですか? (2020年4月4日 17時) (レス) id: de93f0d8c4 (このIDを非表示/違反報告)
桃猫&黒猫 - Ibとクロエのレクエイムは分かりました(`・ω・´)キリッ (2017年12月1日 0時) (レス) id: 16628b168c (このIDを非表示/違反報告)
こはる@歌い手好き(プロフ) - ああ………いいところで終わってしまった…………続きめっちゃ楽しみなんですけどこれ続くんですか………? (2017年1月27日 18時) (レス) id: 595e2aacaf (このIDを非表示/違反報告)
レナ(プロフ) - 110話のはやっぱりホラーゲームのだったんですね!ホラーゲームは面白いですよね!!更新楽しみにまってますね!!! (2017年1月5日 13時) (レス) id: 9a23c11e2d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:桜音 | 作成日時:2014年5月4日 17時