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081. ページ2



















無言。

とてつもなく重い沈黙。


悪いことはしてない……はず、なのに冷や汗がダラダラと流れていく。



…おかしいな、今夏のはずなのに寒いぞ。




「………」




「………」


気を紛らそうとするも、相手はこのような心理戦では敵わない相手である。
キッと睨まれた。



「…おね、……姉さん」



沈黙を最初に破ったのは向こうである。

先ほど睨まれたので僕は内心ビクビクしながら返事をする。




「……はい」





ずっと正座をしていたせいか、足が痺れてきた。足崩したい……


なんて、考えているとまたもや睨まれた。



「とうとうそんなことに手を出すようになったんすか」




「違うよ!!!確かにショタは好きだけと誘拐なんてしないもん!!」






……どうしてこのようになってしまったのか、それは数時間前にさかのぼる。

僕は夕飯の買出しを済ませ帰ろうとしているときだった。



偶然通りかかった公園で幼子の泣き声が聞こえたのである。


最初はロリショタたちが喧嘩でもしたのだろうと思っていたのだが、
聞こえる声はひとつでおまけにあまり人の気配がしなかった。




少し気になってしまって見に行くとたぶん5歳未満くらいの小さなショタが砂場の近くで泣きじゃくっていた。



母親が見当たらない。「ママ」と言いながら泣きじゃくっている様子から迷子だろう。


かの4人とも負けず劣らずのかわいさだったので(泣き顔最高←)



最初は「誘拐しちゃいますか^p^」と冗談交じりで考えていたけど

やはりお巡りさんのところに連れて行くべきだと考えた。




お巡りさんは嫌いだが、ショタが困っているので仕方あるまいと交番に連れって行った。



ショタを誘拐しようとしている不審者に見られないように表情を作り、交番を訪れたのだが
最近この辺で出没している放火魔の犯人探しで人手が足らないらしく、


この交番のお巡りさんたちは皆そちらに駆り出されていて交番はもぬけの殻だった。




これには僕もよろこ……困った。



このままここにショタを置いて帰るか、連れて帰ってまた出直すか…




究極の選択を迫られた僕だったが、もう答えは決まっていた。

"連れて帰ってまた出直す"



いたいけなショタを置き去りにして帰るなど
エリートロリショタコンである僕のプライドが許すものか、おこだよ。おこ((

082.→←設定&あらすじ



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設定タグ:カゲプロ , カノ , ショタ
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作者名:桜音 | 作成日時:2014年2月24日 21時

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