【文スト×コナン】 道化師は何時でもポジティブに！

ドス君とゴゴ君の優雅な休日 ページ8

「・・・ねえ。」

「何ですか。」

「ドス君、君は僕を殺す気かい？」

「まさか。・・・これは計算外でしたが。」


暖かい光のさす公園に似つかわしくない表情をした青年が二人居た。長髪の青年は缶コーヒーをその細腕に似合わない力で握りつぶし、色白の青年は読みかけの小説を持つ手が震えている。

「・・・何が悲しくていちゃつくカップルを見つめてなきゃいけないんだ！」

「こんな平日の真昼間から公園でイチャイチャしてるなんて誰がおもいますか！」

そう、そうなのだ。この二人は、学校が創立記念日で休みなので公園に来てみたら、リア充だらけで『あ、死にたい』と思っていた。

「全員血祭りにあげましょうか。」

「止めてアグレッシブに戦うドス君なんか見たくない。」

実際の所、このカップルたちには何の罪もないのだが、リア充とは常に非リア充に憎まれるものなのだ。・・・この二人の場合、顔が良いからなおとたちが悪い気がする。

「帰りたい帰りたい帰りたい帰りたい」

「今帰ってもなにかすることがあるんですか？」

「ちっくしょおおおうっ！」



その後、アグレッシブに戦おうとしたドス君だったそうな。

殺人探偵は珈琲の香りと共に→←ミンミンゼミのなく頃に

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