出逢い━━━千と千尋の神隠し━━━ (ページ22)

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優しさページ22

「りんか。今終わったのか？」

「あ、はい。」

「そうか。これから帳簿だ。着替えたらすぐに来なさい。」

「わかりました。」

━━━大変だなぁ

Aはリサといた部屋に向かった

そのとき、うしろから

「あっっ！りん！ナイスタイミング！」

と聞こえた

「えっ？」

振り向くと、リサがいた

「いやぁ、そろそろ終わる頃かなって思って行こうと思ってたんだよ。一人じゃ着物脱いだり化粧落としたりできないでしょ？」

「そうなんですか！ありがとうございます！」

そして、Aはリサに手伝ってもらい、いつもの水干に、化粧も落として、髪もいつものポニーテールに戻した

「今日は本当にありがとうございました！」

「いいのいいの。また指名入ったら教えてね。手伝うから。」

「ありがとうございます！」

そして、Aは帳場に向かった

扉の前に来ると、

「ハク様。りんです。」

と言った

すると中から

「入れ。」

と聞こえたので、Aは中に入った

扉を閉めた瞬間、ハクは

「A、疲れただろう？今日はやらなくていいから、休んでていいよ。」

と言った

「で、でも………」

「さぁ、座って。さっき兄役にお茶とお菓子持ってきてもらったから、食べていいよ。」

「ハク、一人じゃ大変じゃない？」

「大丈夫。私よりAの方が疲れてるだろう？初接客だったからね。今日はゆっくりお休み。」

「ハク………ありがとう………」

その後、休んでいると、ツキが来た

「りんー！見回り行こうー！」

━━━もう、そんな時間か………

「それでは、ハク様、失礼します。」

そう言ってAは帳場を出た

そして、ツキと歩き始めた

━━━あっそういえば明日、湯婆婆よ呼ばれてるんだった！言わなきゃ……

「あの、ツキ。明日ね、私、夜四つに湯婆婆様に呼ばれてるの。だから、その時間の見回り行けないかも………」

「そっか。わかった。ってかなんかやらかした？」

「えっ！？そ、それはないと思うけど………」

「ふーん。怒られないといいね」

そう言うとツキはケラケラ笑った