プレゼント7 翔side ページ11
真っ暗闇の中で急に足首に感じた冷たい感触
その感触は小さな女の子の掌だった
・
俺たちを見てもなにも動揺せずに、ワンちゃんを抱きかかえてる女の子
智くんによると、どうやらその子の名前はAちゃんらしい
確か、5歳って言ってたけど…それ本当?
5歳の子が…あんなに"色のない瞳"をするもんなの?
・
雅「ねぇ、Aちゃん!どうしてAちゃんはここにいるのかなぁ?」
・
しがみついてた…というか隣にいた雅紀がAちゃんに目線を合わせてゆっくりと近づく
そんな雅紀をAちゃんはやっぱり色のない瞳で見つめ返して薄い唇とちょっと動かした
・
「ときどき、えいごをしゃべるおじちゃんにつれてこられました」
雅「時々英語をしゃべるおじちゃん?」
和「完璧に社長ですね…」
潤「ったく、あの人はなに考えてんだか」
・
Aちゃんが喋ったことによって安心したのかいつも通りに戻ったニノと松潤。
・
智「その人、なんか言ってた?」
「このへやにいれば、これからいっしょにくらしてくれるひとがむかえにくるからおとなしくまっててといわれました」
雅「一緒に暮らしてくれる人ってどう考えても俺たち、だよね?」
和「どーすんですか、この子…」
智「どーしよっかねぇ」
潤「社長の命令でもさすがに子育ては俺らに無理でしょ」
翔「確かに、仕事もあるしね」
和「なら、施設に連れて行くしか…」
「あの!…しせつだけは、ゃめて…くださぃ」
・
さっきまで無表情だったAちゃんがニノの言った"施設"って言葉に
体をビクッと震わせ、遠慮がちに声を出した。
もしかして、この子…今まで施設にいたのかな?
・
「わたし、じぶんのことはちゃんとできます。ごはんもせんたくもおそうじもぜんぶやるのでここにおいてください」
雅「Aちゃん…」
・
か細く、今にも消えてしまいそうな儚い声
でも彼女の意思は十分に滲み出ていた
・
智「とりあえず、今日は遅いしAちゃんのこともほかのことも明日決めようよ」
潤「そうだな、今考えてたってどうしようもないし」
和「明日の朝一でおっくんに電話すればいいことですしね」
雅「よしっ!じゃあ今日は解散!」
・
智くんの一言でとりあえず今日はAちゃんをここに置いておくことに決まった。
そんな俺らの会話を聞いていたAちゃんの顔が少し和らいだ気がしたのは…
俺の気のせいだったのかな?
・
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にのぴょん(プロフ) - 翔夏さん» 翔夏ｻﾝ♪コメントありがとうございます☆面白いですかっ!?( 〃▽〃)嬉しいです♪更新頑張りますねo(｀^´*) (2013年1月14日 23時) (
レス) id: 665189dc02 (このIDを非表示/違反報告)
翔夏(プロフ) - とってもおもしろいです！！更新頑張ってください♪ (2013年1月14日 22時) (レス) id: 77a7aaea70 (このIDを非表示/違反報告)
にのぴょん(プロフ) - ナッツさん» ナッツｻﾝ♪コメントありがとうございます☆面白いですかっ!?嬉しいです♪応援もありがとうございます!!やる気が出てきましたo(｀^´*)更新頑張りますね♪ (2013年1月14日 17時) (レス) id: 665189dc02 (このIDを非表示/違反報告)
にのぴょん(プロフ) - きゃらめるさん» きゃらめるｻﾝ♪コメントありがとうございます☆更新頑張りますねo(｀^´*) (2013年1月14日 16時) (レス) id: 665189dc02 (このIDを非表示/違反報告)
にのぴょん(プロフ) - 和紀さん» 和紀ｻﾝ♪最高評価ありがとうございます☆ (2013年1月14日 15時) (レス) id: 665189dc02 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：にのぴょん | 作成日時：2013年1月11日 12時
