無題３３ ページ33
A「おいし…」
中に野菜やチーズなどがたっぷりと入っているサンドウィッチは、食べごたえがある。
これを食べたらコンビニのものは食べれない。
「あと、オレンジジュースです」
A「あ、どもです」
芳村「以前も食べてましたね」
A「ええ。味が忘れられなくって。また来ちゃいました」
芳村「それは嬉しいことです」
芳村さんは優しく微笑んだ。
こんな人が祖父だったらいいのに。
そういえば、今日はあの子がいない。
A「ヒナミちゃんは…」
芳村「あの子は…引っ越しましてね。最近は見てないですね」
A「そうですか…元気ですかね」
芳村「お兄さんの役に立ちたいと奮闘していましたよ」
じゃあ、元気になりつつあるんだ。
私はそれがわかっただけでも良かった。
また会ったら話してみたい。
カララン、とドアの開く音がした。
「いやぁ、シックで素敵じゃないか」
「いい匂いです〜」
A「あれ」
白髪の特徴的な声と、大きい巨体に髭。
A「篠原さんとジューゾー？」
篠原「ここが金木研クンが働いていた喫茶店だね…って、A」
什造「Aじゃないですか〜！」
◆◇◆
A「あ、おぐちゃん」
後ろの席では篠原さんとジューゾーが何かを話している。
その内容より、私はこの人に興味がある。
喰種の法螺ばかり吹く人。
自分なりの話しかしないから、視聴者は様々な勘違いを植え付けられている。
おかげでCCGには変な問い合わせが多い。
コールセンターの人たち可哀想。
カラン、と音がする。
何だか過敏に反応してしまう。
今度は高校生だ。
「お疲れ様です」
芳村「トーカちゃん…」
芳村さんはたしかにそう呟いた。
そう、トーカっていうの。
私はその子に背を向けた。
情報提供に来た女の子。
高校を調べるのをすっかり忘れていたが、集優高校の制服を着ていない。
それに、あの時の個人情報の名前はヤマグチナナミだった。
なんで偽名を使ったのか。
芳村さんも私に聞こえないとでも思ったのか。
私は普通の人間とちょっと違うから。
その高校生はここの制服に着替えていた。
ここのバイトさんだったのか。
篠原「店員さん、ちょっと聞きたいんだけど」
「…」
篠原「ここで以前男の子がバイトしてなかった？金木くんっていう…」
カネキという名前に聞き覚えがある。
…あの子はカナキだった。
______
なぜr18がついてしまっているのか…
教えてくださいな…
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まる - 最高です！！！ (2017年9月11日 2時) (
レス) id: 0af8a34735 (このIDを非表示/違反報告)
果林(プロフ) - もうせつないし郡さん大好きだしつらいです…。更新頑張ってください！ (2017年9月7日 23時) (レス) id: 9802811aec (このIDを非表示/違反報告)
ソーダ - コオリちゃん尊い....！この作品最高です！！！更新頑張ってください！！楽しみに待ってます！ι(´∀`)/ (2017年9月3日 22時) (レス) id: 242ab48235 (このIDを非表示/違反報告)
狐面少女(プロフ) - コメ有難うございました！漫画でもコオリちゃんが見たいですよね！更新がんばります！ (2017年8月31日 21時) (レス) id: 1eb513d048 (このIDを非表示/違反報告)
倫(プロフ) - うわあ大量更新ありがとうございます！最近の宇井さんは目も当てられないくらい可哀想なのでここのコオリちゃんに癒されてます…！これからも楽しみにしてます(´`* (2017年8月26日 21時) (レス) id: 461a7ad2da (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：狐面少女 | 作成日時：2017年8月18日 1時
