【マギ】練家の末娘３

第７９話 ページ19

シン達を見つけて傍に居るのに

仮面をしてるからなのか

まだ気付かれていない

近くにあった椅子に腰掛けながら

謝肉宴の風景を眺めていると

アラ「うわぁーそれ僕もやる〜！」

大きな声が聞こえたので

振り返ってみると

アラジンとアリババが居た

シンの八人将集合と言う声で

他の八人将とモルジアナも来て

八人将達をアラジン達に紹介した

未だに気付かれてないから

流石に寂しくなって傍に寄ってみると

シン「そう言わずに。」

と言うシンの声と共に

急に背後から持ち上げられて

スパルトスの膝に乗せられた

スパ「王よ、かんべんしてください。」

シン「王の勧めが受けられんのか！」

ピスティはスパルトスの膝に

乗っているのが私だと知っているので

凄く笑っている

ヤムライハは真っ赤になっている

まだ気付いてくれないからちょっと悪戯

スパルトスの肩に頭をそっと乗せて

腰に手を回してみる

スパ「っ…！」

スパルトスの頬が段々紅くなってきて

貴「ふふっ…」

笑みが溢れてしまった

スパ「っ…もしかして」

そう言いながらスパルトスは顔を近づけてきた

驚いて後ろに下がろうとすると

貴「っ…」

後頭部を抑えられ動けなくなる

スパ「……A？」

そう耳元で囁かれ仮面を取られてしまった

貴「ぁ…」

仮面が取れた事によりさっきより

視界が広くなったけど

目に写ったのはシンとジャーファルの顔

シン「A！？何時から居たんだっ！スパルトス変われ、Aを俺の膝に…」

ジャ「Aまで謝肉宴の衣装を着たんですかっ！？年頃の若い子がそんな格好いけません！隠しなさい！」

シンの言ってることは良く分からないけど

貴「ジャーファル？私と同じ年齢の子達もこの服は着てますよ？」

そう言ってモルジアナを指さす

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