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第38話 ページ8

シン「アル・サーメンの仲間では無い…か。では、こちらの仲間になってくれないか?」

さらっと何を言ってるのかしら

貴「なる訳無いじゃない。私は煌帝国第9皇女よ?国を裏切るような行為はしないわ」

正論を言う

シン「でも、紅玉姫の為ならなんでもするんだろう?例え国を裏切ったとしても」

痛い所を突いてくるわね

貴「それとこれとは話が別よ。今は紅玉姉様は関係ないわ。貴方と私、2人だけの問題でしょ?他に話すことがないなら帰ります」

椅子から立ち上がりそう告げる

シン「それはそうだね。だが君をこのまま帰らせるわけにも行かない。2人きりで会った意味がなくなってしまう」

シンドバッド王も立ち上がった

貴「…一体貴方は何をしようとしているの?」

一気に間合いを詰められて

すぐ目の前にシンドバッド王の顔

シンドバッド王の髪が顔にかかる

シン「言ったでしょう?帰られては困ると」

それは聞いていたけど

近すぎると思うわ

貴「私を帰らせたくないのなら力ずくで止めて?」

じゃらりと武器の鎖を袖から出す

シン「そう言う事でしたら、全力で行かせてもらおう」

シンドバッド王が右腕にはめている腕輪

それを掲げるようにする

シン「支配と服従の精霊よ…汝に命ず、我が身に纏え我が身に宿れ…我が身を大いなる魔神とかせ、フォカロル!」

全身魔装…

全力でってそういう意味なのね

貴「ふふっ…楽しませて下さいね?」

蝶の形をした髪飾りを外して手に持つ

貴「精神と感情の精霊よ…汝に命ず、我が身に纏え我が身に宿れ…我が身を大いなる魔神とかせ…ガープ…」

黒い蝶が私を包み込み

その蝶たちが消えると

シン「それが、君の魔装…」

幼い少女みたいな外見に

髪は紫色で金色の角

背中には悪魔の羽が生えた姿になる

貴「そんなことを言っている暇は無い。でしょ?」

何本か鎖をシンドバッド王の方に伸ばす

シン「っ…危ないじゃないか」

ふわりと浮かびよけられた

貴「残念…でも」

簡単によけさせないわ

鎖がシンドバッド王の後を追うように動く

それをシンドバッド王は風で弾く

袖からさっきの倍以上の数の鎖を出して

それで四方八方からシンドバッド王を狙う

だけどそれだけじゃ勝てないことは分かってる

私のジンは戦闘向きじゃない

だけど戦わずにはいられない

何度攻撃しても

私にもシンドバッド王にも当たらない

貴「これじゃあ、勝負がつかないわね」

一旦距離を取る

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爾ャ亜(プロフ) - ホッピーさん» ご指摘ありがとうございます。1度間違えると全て間違ってしまうので教えて頂き感謝します (2015年10月26日 16時) (レス) id: d2b2b534f2 (このIDを非表示/違反報告)
ホッピー - 楽しく読ませてもらってます。ですが、一つだけ訂正を。アキレウスではなく、アレキウスです。 (2015年10月26日 16時) (レス) id: 36d7c8025c (このIDを非表示/違反報告)
ディウス(プロフ) - 頭蓋骨アルバートさん» ありがとうございます!更新なかなかできないですが、頑張りますっ! (2014年11月16日 22時) (レス) id: d2b2b534f2 (このIDを非表示/違反報告)
頭蓋骨アルバート - おもしろいです!まえまえから楽しまに読ませてもらっています!!主人公ちゃんの性格とか結構すきです!これからも頑張ってください! (2014年11月16日 22時) (レス) id: c37582f3b3 (このIDを非表示/違反報告)
ディウス(プロフ) - 骸爛髄さん» ありがとうございます(∩∀`*)キャッ頑張ります(*`ω´*) (2014年10月26日 11時) (レス) id: d2b2b534f2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:爾ャ亜 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2014年9月26日 11時

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