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第34話 ページ4

鍛練場から帰ってくると

私が置いておいた文が無くなっていて

代わりに1枚の紙が置かれていた

その紙には

[姫様へ

しばらく留守にします

探さないでください

珠来]

そんな事が書かれていた

その紙をぐしゃぐしゃにして捨てる

何か理由があるのならば

言ってくれればいいのに

龍「A殿?どうかしましたか?」

一緒に来ていた白龍に心配されてしまった

貴「大丈夫です。何もないよ」

最近になって白龍と

すごく仲良くなった気がする

前まではもう少し堅苦しい言葉を

使っていたのに

今ではすっかりくだけた口調になった

龍「そうですか?それでしたら一緒に散歩でもしませんか?」

その答えとしてこくりと頷いて

白龍と歩き出す

龍「中庭の花がとても綺麗に咲いているんですよ 」

私の歩幅に合わせて歩いてくれている

中庭につくと

貴「白龍は優しいね」

思っていた事が言葉に出た

龍「え…どうしたんですか。急に」

白龍の頬がほんのりと赤くなる

貴「鍛練に付き合ってくれたし、今だって私の歩く速度に合わせてくれているでしょう?」

そう伝えるともっと赤くなった

龍「別に優しくなんてありませんよ。俺だって鍛練の相手をしてもらってとても助かりますし、歩く速度は女性に合わせるのは当然です」

そんな顔で言われても

照れ隠しとしか思えない

貴「ありがとう。傍に居てくれて」

ぽそりと呟いて

くるりと白龍の方を向き目を合わせる

貴「義理でも、白龍は私の大切なお兄様の1人。兄の優しさを無下にはしません」

笑顔で白龍に言うと

白龍の顔が歪んだ

龍「A…殿」

なんで辛そうな顔をするの?

龍「そろそろ冷えてきましたし、戻りましょう」

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爾ャ亜(プロフ) - ホッピーさん» ご指摘ありがとうございます。1度間違えると全て間違ってしまうので教えて頂き感謝します (2015年10月26日 16時) (レス) id: d2b2b534f2 (このIDを非表示/違反報告)
ホッピー - 楽しく読ませてもらってます。ですが、一つだけ訂正を。アキレウスではなく、アレキウスです。 (2015年10月26日 16時) (レス) id: 36d7c8025c (このIDを非表示/違反報告)
ディウス(プロフ) - 頭蓋骨アルバートさん» ありがとうございます!更新なかなかできないですが、頑張りますっ! (2014年11月16日 22時) (レス) id: d2b2b534f2 (このIDを非表示/違反報告)
頭蓋骨アルバート - おもしろいです!まえまえから楽しまに読ませてもらっています!!主人公ちゃんの性格とか結構すきです!これからも頑張ってください! (2014年11月16日 22時) (レス) id: c37582f3b3 (このIDを非表示/違反報告)
ディウス(プロフ) - 骸爛髄さん» ありがとうございます(∩∀`*)キャッ頑張ります(*`ω´*) (2014年10月26日 11時) (レス) id: d2b2b534f2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:爾ャ亜 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2014年9月26日 11時

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