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第58話 ページ28

部屋に入ってすぐ左手首を掴まれ

壁に押し付けられる

貴「っ…」

背中をうち少し体に痛みが走る

ムー「Aがレームに来てからの行動はすべて把握している。誰と話したかいつ何処にいたかさえ…」

ひと呼吸おいて

ムー「何が目的なんだ?レームの民を利用してレームを内側から壊す作戦なのか?」

真剣な瞳で見られる

貴「目的も何も、貴方達から縁談を持ちかけたのに何故私が疑われるのです?此処レームに来たのだってそちらの提案があったからです」

正論をのべてムー様に視線を向ける

ムー「上辺だけの回答は要らない。縁談はレームから持ちかけたがそれを利用して何か企んでいる。そうだろ?」

思っていたより鋭い人

貴「…縁談と言う名目でレームに入れたのは好都合。此方から話しかけずとも相手から話しかけてくれる。仲良くなるのに時間はかからない」

単純な人達

貴「そのおかげでレームの歴史や内情は直ぐにわかったわ。」

口元に笑みを浮かべ、ムー様を見る

ムー「シンドリアより先にレームを侵略するつもりか」

その言葉には首を横に振り否定する

貴「私の目的は侵略なんかじゃない。」

レームを侵略しても意味はない

ムー「じゃあAの目的はなんだ?」

私の目的は

貴「貴方達と仲良くなりたいだけ。レームとの友好関係を築いていた方が後々便利でしょ?」

その言葉を聞いてムー様は納得したのかは

わからないけど、手を離してくれた

ムー「今はAの言う事を信じるしかない。そうすれば君は俺を信じてくれるだろう?」

ムー様の言葉に微笑みながら

貴「お友達にはならないのです?」

そう問いかけると

今度は優しく両手を包まれた

ムー「友でなく男として君の傍に居たくなったと言ったらどうする?」

それは素直に驚く

貴「ムー様はシェヘラザード様を好いているのでしょ?」

少し悲しそうな顔をしながら

ムー「あの方の心には俺は映っていない。あの方は俺の全てだ。だからこそ、諦めなければならない」

そんな事を言うムー様が余りにも脆く見えて

貴「自分の心に嘘ついちゃダメですよ。シェヘラザード様を好きなら好きでいてください。」

抱き寄せていた

ムー「A…ありがとう」

ムー様に強く抱きしめ返される

この人の強さの源はシェヘラザード様

それは同時に弱さでもある

シェヘラザード様が居なくなった時に

私がこの人を支える

それがシェヘラザード様の意思

私をレームに呼んだ意味

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爾ャ亜(プロフ) - ホッピーさん» ご指摘ありがとうございます。1度間違えると全て間違ってしまうので教えて頂き感謝します (2015年10月26日 16時) (レス) id: d2b2b534f2 (このIDを非表示/違反報告)
ホッピー - 楽しく読ませてもらってます。ですが、一つだけ訂正を。アキレウスではなく、アレキウスです。 (2015年10月26日 16時) (レス) id: 36d7c8025c (このIDを非表示/違反報告)
ディウス(プロフ) - 頭蓋骨アルバートさん» ありがとうございます!更新なかなかできないですが、頑張りますっ! (2014年11月16日 22時) (レス) id: d2b2b534f2 (このIDを非表示/違反報告)
頭蓋骨アルバート - おもしろいです!まえまえから楽しまに読ませてもらっています!!主人公ちゃんの性格とか結構すきです!これからも頑張ってください! (2014年11月16日 22時) (レス) id: c37582f3b3 (このIDを非表示/違反報告)
ディウス(プロフ) - 骸爛髄さん» ありがとうございます(∩∀`*)キャッ頑張ります(*`ω´*) (2014年10月26日 11時) (レス) id: d2b2b534f2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:爾ャ亜 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2014年9月26日 11時

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