【マギ】練家の末娘２

第５５話 ページ25

ティトスとシェヘラザード様は

用事があるらしく直ぐに帰っていった

ミュロンはムー様に呼ばれて行ってしまった

だから１人でファナリス兵団の

所に行こうとしたのに

？「ちいせぇな。迷子か？」

何故が左頬の肉が無いファナリスの男の人に

持ち上げられている状態になっている

？「髪が赤いけどファナリスじゃないみたいだね」

その後ろからツギハギがある女の子が出てきた

？「こんなにちいせぇのがファナリスな訳ねぇだろ。見るからに弱っちぃし」

その言葉に少し苛立ち

貴「私、そんなに弱くないですよ？…試してみます？」

何言ってんだコイツ

とでも言いたそうな顔をされた

貴「自分より弱っちくてちいさい子に負けたくないから？」

挑発してみると

？「やってやろうじゃねぇか」

案の定乗ってくれたので場所を移動する

移動中はずっと担がれたままだった

？「早く殺ろうぜ」

やっと降ろされたと思ったら直ぐに戦闘

貴「手加減はしなくていいですよ？眷属器使いさん？」

そう言い袖から鎖を投げる

？「俺が眷属器使いってなんでわかったか知らねぇが…手加減なんてするつもりは、はなからねぇよ」

軽くかわされてこちらに突っ込んでくる

それをかわすと地面にヒビが入った

当たったらひとたまりも無い

？「逃げてんじゃねぇよ」

ほかの攻撃もかわして一定の距離を保つ

貴「逃げてるだけじゃない。気づかないのです？貴方の体の違和感に…」

そう私がいうとやっと

気づいたらしく顔を歪める

？「てめぇ…いつの間に」

ファナリスの男の体には無数の傷

肉は裂け血が吹き出していた

貴「わからなかったのですか？最初に鎖を投げた時からです？」

体に鎖を絡めファナリスの力で食い込ませる

力でかなわなくても勝てるわ

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