【マギ】練家の末娘２

第５３話 ページ23

ティ「A！またAの故郷の話を聞かせてくれないか？」

レームに留学して２週間

貴「良いですよ。今日は天気がいいから中庭で話そう？」

ティトスに懐かれて

ほぼ毎日行動を共にしている

ミュ「A！此処に居たのか？探したのだ」

中庭で話をしていると必ず来るミュロン

今日はいつもと違って荷物を持っている

ティ「Aは今僕と話しているんだぞ」

子供のように腕に引っ付いてくるティトス

ミュ「Aは僕の話を聞くのだ」

反対の腕を掴んでくるミュロン

貴「２人とも落ち着いて」

仲は悪くないはずなのに

なぜか何時もこうなる

ミュ･ティ「だって…こいつが！」

息もぴったりなのに

貴「そんな事より、ミュロン。その荷物？どうしたの」

２人を止めるのも面倒なので話をそらす

ミュ「ん？この荷物は…」

そう言いながら荷物の中身を私に差し出した

ミュ「Aのレームでの服なのだ。」

渡された服はレームの民族衣装

貴「これを…着ればいいの？」

着方がわからないし

何故この服を渡されたのかも分からない

ミュ「シェヘラザード様からの贈り物なのだ。レームでAの着ている服は目立ちすぎるから、レームの服を着た方がいいのだ」

言いながら腕を引かれた

ティ「おいっ！何処へ行くつもりだ」

そう言いながら付いて来ようとするティトスに

ミュ「この服をAに着せるのだ。だからついて来るな！」

そう言われたティトスは顔が赤くなっていた

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