【マギ】練家の末娘２

第４７話 ページ17

ミュ「僕は認めないのだ。兄さんの婚約者がこんなに幼い子供なんて」

何を誤解しているのかそんなことを言われた

貴「ミュロン様？」

驚きつい名前を読んでしまう

ミュ「なんで僕より幼い子が兄さんと結婚するんだ？兄さんは年上が好きだと言っていたのだ」

私を睨みながら言葉を続けるミュロン様

ミュ「どうせ権力を使って無理やりなったんだろう？」

そこまで言われたら流石に頭にきます

貴「私は別にムー様の婚約者ではありませんし、婚約者になるつもりもありません。」

そう言うとミュロン様は

ミュ「じゃあ何故レームにきたのだ？」

と言ってきた

貴「先程明兄様が申しましたとおり、レーム帝国には留学として来たのです」

また口を開こうとした

ミュロン様の声に被せる様に言葉をつなげる

貴「しかもその婚約者や結婚とかのお話はレーム帝国から持ちかけてきたお話です。私は婚約者とか結婚とかはまだ必要ありません」

きっぱり言い放つと

ミュ「僕たちの国から持ちかけてきた話…？そんな事聞いてないのだ。」

混乱しているようなので

レーム帝国から１番最初に届いた文を

ミュロン様に見せる

ミュ「[煌帝国第９皇女練A様に此方のアレキウス家のご子息と婚姻を結んで頂きたい。さすればレーム帝国と煌帝国の絆も深まりましょう]」

ミュロン様が文の１部を読み

ぐしゃりと文を握り潰す

ミュ「元老共が…僕を騙したのだ!!」

バンッと扉を強引に開け

走り去っていってしまった

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