恋 い 慕 う 、 陶 酔

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Naoya.






.









怒ってるはずなのに




もう許せないはずなのに









どうして


突き放せないんだろう







もう、Aは隆弘しか見えてないんだろう？




俺への罪悪感で一緒にいてくれるんだろう？








大好きなんだ







恋は盲目で




愛は、奉仕だと言うのなら









俺がすることは _________





.









直「 A 」








「 っ… 」ﾋﾞｸｯ









怖がらせてしまった



俺は一体何してるんだろう







直「 もう、怒ってないから




こっち見て 」









そう言ったけど


俺の目を見ないで、彼女はこう言った









「 … 私、浮気しちゃったんだよ


どうしてまだ、







愛そうとするの、？ 」









純粋で、まっさらな君だから




1度、暗闇を見てしまったら




それで、いっぱいになってしまうような人だから









俺は、それを利用するもっと非道な奴だから









直「 じゃあもう離れないでよ 」







直「 それが、お前の償い




それならいいだろ？ 」









君は






静かに頷いたあと





もう一度謝った









こんな、ぐちゃぐちゃな関係でも





君を愛そうだなんて





俺が1番狂ってる









でも、もう俺はお前を









直「 愛しちゃったんだよ … 」 ﾎﾞｿ

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