恋 い 慕 う 、 陶 酔

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Naoya.






.






俺だけを見て欲しいから





もう1度の気の迷いは忘れてあげる









その代わり、ちょっとだけ

お仕置きしないとね ？









直「 ねえ、A 」







「 … なに 、？ 」








直「 隆弘とのこと




許して欲しい？ 」









俺、どうしちゃったんだろう


Aの怯えた顔が


可愛くてしょうがない







「 …うん 」









直「 じゃあ、こっち 」









ｶﾞﾁｬ






直「 まぁ、在り来りなんだけどさ 」




直「 ここで、お留守番ね 」



直「 俺、１週間地方に出張なんだ 」








ベットの横には、

食べ物やら飲み物やらが揃っている




強く引っ張って、

ベットに付けてある手錠を

Aの細い手首にはめる






「 なお、やさっ… やだ っ 」






直「 何言ってるの？ 」



直「 酷いことしたのはどっち？ 」






少し声色を変えて話すと

黙って俺を見つめてくれる





俺


最低だな…







直「 A… 」





ﾁｭ





直「 ごめんね… 」








ﾁｭ








何度も何度もキスをするうちに

どんどんAの力も抜けていく









「 ごめんなさい… もうしないから

だから、お願い、外して … 」









なんてひ弱で

なんて可愛いんだろう





余計に、

隆弘が触れたのが悔しくてしょうがない









直「 それは無理かな 」








「 んっ、ぅぁっ… 」








いきなり口づけを深くして

興奮を高めてあげて

Aの気持ちいいところを刺激して

ぎりぎりまで持っていって









「 んんっ… 」






そこでぴたりとやめる








直「 じゃあ、いってくるね 」








肩で息をするAの額に

キスを落として

振り返らずにドアを閉める







ドアの向こうからは

俺を呼ぶ声が聞こえる









直「 帰ってきたら

めいいっぱい優しくするから…





ごめんね 」









帰ってきたら、

俺を見てくれるかな

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