納戸 ページ10
えー!Aもう行っちゃうのぉ!?飲みなさいよもっとー!!
...飲めないよ。今日は侘も来ていたこともあってか普段よりも賑やかな宴会を後にして、しんと静まり返る廊下に出る。夏なのに、ちょっと寒い。この家は風通りが良すぎる。
今日あったいろいろなことを思い浮かべながら納戸へ向かうと納戸から薄暗い光が漏れる。佳主馬だ、まだOZやってんの?絶対目悪くなるわアンタ。
佳主馬「誰...ああ、A。」
A「おっすー...さっきはすまんね」
佳主馬「もう別にいいよ。」
A「大体、私と仲いいのは黒歴史じゃないでしょ?」
佳主馬「...別に黒歴史じゃないけどさあ...」
A「ベタベタしてたのが恥ずかしい?Aお姉ちゃんが誰よりも好きだったんでしょはっはっはー!」
佳主馬「うるさいな...」
A「佳主馬ってそんなに無愛想だったっけー...もっと可愛かった気が...」
佳主馬「...もともとそんなにはしゃいだりしてないよ。」
A「えー...あんた覚えてないの?2年前はまだ抱きついてきてたよアンタ。そしたら去年急に大人しくなっちゃって。中学校デビューってやつ?」
佳主馬「...あんまり子供っぽいと、Aが.......」
?最後になんかごにょごにょ言ってて聞こえなかった。
A「てかなんで私の名前だけ呼び捨て?」
佳主馬「え、だってAお姉さんって感じじゃないじゃん。」
A「健二くんは健二さんじゃん。夏希ちゃんは夏希姉だし。」
佳主馬「あー...そう言われたら、確かに...なに?お姉さんって呼んで欲しいわけ?」
A「それは別にいいけどさー...もっとかわいい佳主馬きゅんに戻れないわけー?」
佳主馬「うるさいな...余計なお世話だよ。」
そう言って佳主馬が立ち上がる。
A「え、佳主馬、どこ行くの?」
佳主馬「...お風呂。」
A「えー!?佳主馬一番風呂?」
佳主馬「え、うん。」
A「じゃあ一緒に入ろうよ。私も温泉一番風呂はいりたい。」
佳主馬「...は?」
佳主馬はすごい抵抗をしたけれど、結局無理やり二人で入った。
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キャラクター作家(プロフ) - お風呂シーン詳しく書いてくれませんか?サイドストーリーでも良いので (7月16日 18時) (レス) @page11 id: 08065321d4 (このIDを非表示/違反報告)
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作成日時:2015年8月18日 13時