６４：これから行く場所は ページ14
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緊張しないように…と思っていたけれど、どうやらそれは無理そうだった。ウォヌ先輩を前にしたら、私は自分自身をコントロール出来なくなってしまうらしい。
「 ……あ、…先輩、授業…お疲れ様です… 」
何とか絞り出した声でそう言ったけれど、予想以上に私の声は小さかった。だけどその声は先輩にちゃんと届いたらしく、彼は ありがとう と口角を上げた。
W『 Aもお疲れ。……結構待たせた？』
窺うように眉尻を下げる先輩に、慌てて首を横に振る。彼には、私に対して 申し訳ない だとか、そんなこと思わないでほしい。誘ったのは私の方なんだし。
「 …全然大丈夫です…！先輩のこと待ってる間にこの辺散歩したんですけど、色んなもの見つけられて、楽しかったので…！」
私の言葉に、先輩は なら良かった とホッとしたように息を吐き出した。そして、
W『 …じゃあ、とりあえず行こっか 』
と言って歩き始めた。はい…！と返事をして私も足を踏み出し、その隣に並ぶ。
W『 店はこの近くなの？』
先輩とのメッセージのやり取りの間で、お店は私が見つけると言っておいた。勢いで 美味しいお店見つけるので任せてください！なんて言ってしまったけれど……大丈夫だろうか。
「 いえ…！ここから4駅ぐらい…？離れた駅の近くに、美味しいトンカツ屋さん見つけたんです…！」
W『 お、トンカツ？』
「 …はい…！ちょっと遠いんですけど……大丈夫ですか…？」
恐る恐るといった様子で聞いた私の問いを、先輩は ははっ と軽く笑い飛ばした。
W『 大丈夫だよ、全然。寧ろ楽しみ。俺、結構トンカツ好きだから 』
先輩の返答に、ドキドキとうるさかった心臓が、とりあえず落ち着いた。
どうせなら日本の食べ物を食べてほしくて、必死にお店を探した結果見つけたのが、今から行くトンカツ屋さんで。日本で人気のお店が韓国でもお店を出したらしく、だから味は本場のものなので、美味しいのは確実なのだ。
だけど、先輩があまり日本食を好まなかったら…という心配がずっとあったから、だからこそ、ほんとに安心したのである。
そっと、先輩を見上げる。純粋に、嬉しかった。彼の隣を歩けているという事実も、これからしばらくは同じ時間を過ごせることも。
先輩に気持ちを伝えないとは決めたけど、想うのをやめるわけじゃない。だけど…こうしていると、不安になる。いつか…育ち過ぎた私の�� 好き �瓩蓮△匹Δ覆辰討靴泙Δ鵑世蹐Δ辰董�
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アオコ(プロフ) - ハローさん» お返事遅くなってしまいほんとうに申し訳ないです…！コメントありがとうございます！これからもよろしくお願い致します…！！！！ (2020年11月21日 1時) (
レス) id: ad766077a4 (このIDを非表示/違反報告)
ハロー - 続き楽しみにしてます (2020年11月14日 22時) (レス) id: 5db7b589d2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アオコ | 作成日時：2020年10月18日 18時
