リヒトの溺愛する彼女さんは池袋最重要危険人物で目が赤くなる能力者らしいよ(笑)→LEVEL２

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「ちょ、教えてあげなよ」

『でもさー？悲しいじゃん？』

軽く笑いながら臨也は言った。

「……………は？」

『え、俺とシズちゃんさ、Aに何度も言ったじゃん。……"好き"って』

「う、うん……。でも、冗談じゃないの？」

すると臨也は

『ははは!!』

と大笑いをして、続けた。

『Aにはあれは冗談とされていたんだ！
俺は____本気だったのになぁ』

「……………………」

『ま、Aはリヒト君と結ばれるっぽいし、これ以上"好き"とは言わないよ』

電話を切ろうとする臨也を呼び止めた。

「……あのさ、何で臨也は化け物が嫌いなのに、私の事を好きになったの？」

しばらくの沈黙。

『………………Aは、化け物……だけれど、人間のような感情を持ってるからかな』

____人間のような____

「………そっか。ありがとう。
それじゃあ」

『また遊びに行くよ』

……通話終了。

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