189日目 ページ38
一椛side
放課後、入間がどうしても理鶯さんのところへ行きたいと言ってきたけどこんな時間に行ったらあたしが帰れない。
ということで理鶯さんのところはやめて今日は普通にテスト終わった記念でカラオケに行くことに。2時間ほどストレスを発散して帰宅。
あんなに弾けてた入間は初めてだったなぁ……何か悩んでるのかな……可哀想に…………。
とまぁ、そういうのはどうでもよくて現在。あたしは家の前にいる。そして現在時刻は19時前。
「ただいま」とまぁまぁ控え目の声で家に入る。「おかえりー」といち兄の声がリビングから帰ってきたから多分晩御飯を作ってるんだろう。
一椛「た、ただいま!」
一郎「おう!おかえり!!もう飯できるから手洗ってこい」
一椛「はーい。あ、いち兄これ、なんか保護者の方に見せとけって言われたから目通しといて欲しい」
いち兄の「おう!」という声を聞き、荷物をリビングに置いて手を洗いに行く。
いつもは真っ直ぐ部屋に向かってからだけど渡さないといけない手紙とかお弁当箱のこととか考えると置きっぱでいいやって。
まぁきっとそれが良くなかったんでしょうね。
一郎「一椛お前すげぇじゃねぇか!!!」
一椛「へ、?」
一郎「お前!この点数!!!!」
手を洗いリビングに戻ってくると勝手に広げられているテスト用紙達。ピシッと固まるあたしを他所に「おおおお」とテスト用紙を見比べるいち兄。
いや待って。ちょっと待って欲しい。状況整理しよう。え???いやまずよ。まずね、いち兄さ、
一椛「なんで勝手にテストだしてんの?!」
一郎「一椛すげぇなぁ、国語95点ってやべぇな」
一椛「話を聞いて!!!」
急いで机の上に広げられているテストをかき集め適当に鞄の中へと突っ込む。最後いち兄が持っているテスト用紙を取り上げそれとともに鞄を自分の後ろに隠した。
それでも目を輝かせてるいち兄に「なんで勝手に出してるの!!」とキレると「いや、だってよ、」と話し始めた。
一郎「珍しく鞄放置して行ったから弁当箱出しといてやろうと思ってよ。んで鞄から弁当箱出した時に見つけちまって……」
「悪ぃな、」と困った感じに笑ういち兄だけど全然悪くないっていう。むしろありがとうだよ。ありがとうだけどテストを出すのは違う。
怒りに怒りきれずどうしようか考えているといち兄が言った。
一郎「でも一椛。なんでそんなに隠そうとしてんだ?」
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suzusen(プロフ) - ゆゆさん» 入間ちゃんが「誰だって天変地異起こしちゃうよね、分かる」と言ってました()意外と平均点以上取るのってまぁまぁ難しいですよね(笑) (2020年1月2日 23時) (レス) id: 2d79256d59 (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆ - 入間ちゃん、心配するな。私なんて昔算数だった時に10点とったことあるんだから(( 今でもテストの多くは平均点以下だし← (2020年1月2日 23時) (レス) id: 0ad758797f (このIDを非表示/違反報告)
suzusen(プロフ) - ♭れもんさん» そうなんですよ、気づいたらもう6まで.......。優しい皆さんのおかげです!えええええ嬉しすぎます!!!そんな!そんな!私も大好きです.......!!!ほんとに!自分が読みたいものを書いてるだけなので!!あ"ぁ!!嬉しい!!これからもよろしくお願いします!!! (2019年12月30日 23時) (レス) id: 2d79256d59 (このIDを非表示/違反報告)
♭れもん - もうシリーズも6になっちゃうんですね…すごいです!こんなに話を続けられて、私も個人的にの小説ですが、suzusenさんのようなをモットーにがんばりますっ!応援してますっ!大好きです← (2019年12月29日 1時) (レス) id: d67f03efe8 (このIDを非表示/違反報告)
suzusen(プロフ) - ヒロアカ、ヒプマイ最高!!さん» わあ!!コメントありがとうございます(^^)今年中には続編頑張ってあげます!!!!お待たせしてすみません.......。応援ありがとうございます! (2019年12月26日 17時) (レス) id: 2d79256d59 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:suzusen | 作成日時:2019年6月22日 10時