山田家長女と入間家長女の日常 ２

41日目 生理痛 ページ3

一椛side




おはよう……ございます………………。



山田一椛です………………。





え？今ですか？今はですね……。





生理痛というものと戦っています………………。




畜生…………




朝の6時くらいになんか小さな痛みに目を覚ましてトイレ行ったら案の定生理で薬もちょうど切れててかれこれ1時間半は痛みに耐えてる。





しかも生理痛を持ってる人なら分かってくれると思うけど、こう徐々に痛くなっていってピークが来る感じ。






最初の1時間とかはちょっとしか痛くないくせに1時間超えたらこうなに。分かって………………






もう絶賛ピークなんだよ今。




布団にくるまり体を温めること意識したところで痛みが和らぐわけじゃない。




つまり薬のない今はもうただただ痛みに耐えるしかない。





そしてお腹の痛みに加えて襲ってくる頭痛。




つまり詰んだ。




一椛「ん゛ーーーー…………じぬ゛……。」





痛みに耐えていると微かに聞こえてくる足音。




その足音はどうやら怒り気味であり、近づくにつれ大きさが増していく。




そしてそれはそのまま大きな音を立てて扉を開けた。







二郎「おいいつまで寝てんだ！！！もう7時半だぞ！！！」



一椛「うるさい………………」



二郎「いつも俺に1人で起きろって言うくせにお前こそ起きれてねぇじゃねぇか！！！学校遅れんぞ！！！」




二郎はただあたしが寝不足で起きれないと思っているのかいつもの調子で喧嘩を売ってくる。



生憎今は痛みのせいで頭が回らず言い返す気にもなれない。



ていうか逆に頭に響くから黙って欲しい。




一椛「もううざいから出てけ低脳。学校行かないから！！！！」





そういいその辺にあったクッションを投げつけた。




あー待って…………いきなり起きあがったから吐きそ………………




空っぽのはずの胃から何か口へと戻ってくる感覚がし焦って口を手で抑える。





二郎「お前なぁ！！いきなりもの投げんな………………っておい……どうした？！」




二郎が焦ったような素振りであたしの元までくる。




そしてそのままあたしの目線に合わせた。





すでに頭を上げているのも辛く目の前にある肩に頭を預けた。





一椛「ぎも゛ぢわるい゛……」

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