幼馴染みが将軍になっていました。

『遅くない？←』 ページ38

〜麗乃side〜



今なにが起こったのか分からない。

優殿は先程まで顔を赤くしながら呂律も回っていなかった。

なのに今、私を抱えながら城へ向かっている。

お酒を飲んでいなかったというふうに聞こえたが、どうしてあのように顔を赤くできるのか。

私は、上様の周りが怖い。

麗乃「優殿。」

優「んー？」

麗乃「...あなた何者ですか？」

優「えー？渉の用心棒やで？」

麗乃「先程の演技...用心棒とは思えませんでした。」

優「千羅に仕込まれたんやで。」

麗乃「...え？」

優「あいつはとんでもない奴や。今はまーしぃのとこで寝とるけどw」

柊麻「やだ千羅可愛い←」

優「寝顔だけなww」

柊麻「wwwwwwwwww」

柊麻「いやよぉ頑張っとるわ。4歳やで？」

麗乃「千羅様って、本当に4歳なんでしょうか？」

優,柊麻『え"っ』

麗乃「お茶は飲めるし優殿に演技を仕込めるしなにより物事に筋が通っております。」

麗乃「上様のお子といえど、どうしても4歳とは...」

優「まままぁ、それが千羅やし？ええんやない？なぁ？」

柊麻「え、あ、そーやなぁ、ははー...」

私はこの人たちが好きだ。


でも、怖い。









〜柊麻side〜

渉「優.....？」

優「じじいに捕まってましたすいませんっ！」

柊麻「それより、千羅どーするん。」

渉「え？...珍し。寝てるじゃん。」

柊麻「そりゃもうぐっすりと。あ、麗乃、お前今日は部屋戻ってええよ。今は千羅の事俺が面倒みるし、足、痛いやろ？」

麗乃「え、でも...」

『麗乃ちゃん。』

麗乃「お、奥様！？」

『あっちで足の手当てしましょう？渉ー！いいよねー？』

渉「振り回すなよーwww」

『はーい！いこ！』

麗乃「え、ちょ、わあっ！」





柊麻「...振り回してるしw」

優「なwwww」

渉「千羅可愛いなぁ....」

柊麻「でた親バカ」

渉「だってー....！」

柊麻「分からんでもないがwさぁ、どこ寝かす？」

千羅「んっ...やぁ...」


ぎゅっ。

柊麻「！？」

優「抱っこしときwwwww」

渉「俺にちょーだい。」

柊麻「はい。」

渉「よいしょっと...おし、お前ら真面目な話だ。」

柊麻「え。」








渉「まぁ、簡単にいえば戦だ。」

優「っ...」

渉「しかも一揆。」

柊麻「有名なやつ？」

渉「いや、違うんじゃね？」

渉「といっても多少の犠牲者は出てしまう。」

優「必要最低限で、っていう作戦会議ね？」

渉「そう。」



渉「千羅にも、知恵を貸してもらおう。」

優,柊麻『は？』

千羅「くかー()」→←柊麻「迷子って...マジかよ。」

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