6番地獄 ページ7
「────え。どちらって、普通に阿鼻地獄に帰るんだよ
なに、さみしくなっちゃった??」
Aは、ホレホレ〜と引っ張られた腰の着物の袖が伸びないように鬼灯の元に戻りながら中腰になる。
少し馬鹿にしてるように。
ちょうど少し目を開いた鬼灯と目が合う高さまで下がったところで、また鬼灯は口を開いた
「…はい。それじゃ駄目ですか?
貴方の手はとても気持ちがいいのです。」
猫のように目を細めながらAの手を握る鬼灯に、Aは少しテンパりながら笑顔で返した
「な、なんか鬼灯様が素直…
いいよ。休みなよ、私が書類やっとくね」
仕事机のそばにあるベッドへと鬼灯を促しながら、手を繋いだまま机の書類へと手をつけようとするAに
鬼灯はその手をさらに強く握った
「────っえ。」
「え、じゃないですよ。なんでそちらに行くのですか
黙って私のそばで寝てればいいものを。」
そこからの記憶は、Aは無いという。(後日談)
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結菜(プロフ) - クリスマスなひとし君じゃなくてクリスタルひとしですよ笑笑 (2021年5月5日 17時) (レス) id: e175c16b78 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:涼竜 | 作成日時:2018年5月24日 22時