5番地獄 ページ6
───数日後の閻魔殿
「…あ!A君じゃないかぁ、
久しぶりだねぇ〜元気にしてた??」
Aが書類を届けに閻魔殿に入ると、閻魔大王がドーナツを頬張りながら笑顔で話しかけてきた。
いつも補佐官が立っている場所に鬼灯はいないので、今は休憩かなにかだろうか。
「お陰様で元気ですよ、閻魔大王
───それより鬼灯は?」
「あぁ〜鬼灯君ね。今書類の方にまわってるよ、部屋に行けばいるんじゃないかな?」
閻魔大王にお礼の言葉を言い、Aはキョロキョロとあたりを見回して鬼灯の部屋を探していた。
廊下には様々な部署の獄卒が歩き回り仕事をしているが、Aを見つけると必ず挨拶をしお辞儀をしている
それも阿鼻地獄第一主任の信頼性のおかげかもしれない
「…あっ。」
Aは鬼灯マークの描いてあるドアを見つけた
開けるとそこは薄暗く、机のランプだけぼんやりと明かりがついている。
その机には書類に囲まれて机に突っ伏して寝ている(角のせいで横を向いてるが)鬼灯がいた。
「…仕事依存性かって。
しかもこの量1人とか、大変だね。」
ここに置いとくね、と前に鬼灯に頼まれていた書類を置き、Aは鬼灯の頭を少し撫でてから立ち去ろうとした
…が、まぁ容易に立ち去る事はできずにその手は掴まれていた。
「────どちらへいかれるのですか。」
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結菜(プロフ) - クリスマスなひとし君じゃなくてクリスタルひとしですよ笑笑 (2021年5月5日 17時) (レス) id: e175c16b78 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:涼竜 | 作成日時:2018年5月24日 22時