31番地獄 ページ38
「あ、コレを切って煮て」
「ハイ、
この生薬は?」
「冬虫夏草、だよ。蛾なんかの幼虫に寄生する茸の一種なんだって」
自分の薬草メモをパラパラとめくりながらAが答えた。
満足そうに白澤がAの腰に手を回しながら説明の続きをした
「そう。一種の変態で、
漢方には上薬と中薬と下薬があるんだ。
薬の他にも鍼や温熱、こういうのも使うよ」
「へぇ、」と桃太郎が関心してると白澤はAを更に引き寄せて顔を近づけた
「だからAちゃん、今夜遊ぼうってば」
「白澤は変態の一種だから嫌」
────────────────────
「あ、コイツを斬って煮てください」
「ワン!」
元気よく返事をしたシロに渡されたのは、成人男性くらいの亡者だった
「コイツの罪は!?」
「盗聴と懸想、我の強い要注意人物で気精も強いようで変態の一種です。
変態にも上級、中級、下級とあります。
中には針や熱…こういうのを使う人もいます」
唐瓜さんにうってつけの。とつけたす鬼灯にシロはあまり理解していなかったがとりあえずワンと吠えた。
「────あ、そうです
馬頭の蹄…地獄の門番の1人ですが、そのストックが無いので門まで取りに行きましょうか。」
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結菜(プロフ) - クリスマスなひとし君じゃなくてクリスタルひとしですよ笑笑 (2021年5月5日 17時) (レス) id: e175c16b78 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:涼竜 | 作成日時:2018年5月24日 22時