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22番地獄 ページ24

「これは鬼灯様!

先程指名手配の亡者を見たと通報がありまして…おや、A様もいらっしゃいましたか!」







「烏天狗警察さん!」









こんにちは、とお辞儀をすると、烏天狗達は敬礼をして本題に入った



「民谷伊右衛門という男があの朧車タクシーにいると…」







絵を見せる烏天狗に、於岩はすぐに反応した



「いっ…伊右衛門様!!?

こうしちゃおれないよ朧の旦那ァ、追跡してくんなァ!!」






「え、於岩さん勝手に行っちゃダメ!


────ちょっとー!」









「オイッ ゴチャゴチャうるせぇぞ警察!

俺はネコバスに乗るのが夢だったんだ!!」








「あ、阿呆だ…」






Aは暖簾から身を出して於岩を心配するが、伊右衛門の阿呆らしい様に呆れて身を引いた。鬼灯はAが落ちないように腰を寄せながら様子をみた。








「────っ


伊右衛門様ァ伊右衛門様ァお側に置いて下さいましィィィィィ

伊右衛門様アンタやっぱりいい男だよォ!鬼灯様の100倍!いい男だよォ!!!」








うっかり於岩が感情に任せてあらぬ事を言うと、鬼灯は怒りのスイッチが入ったのかAを支えるもう片方の手で金棒をぶん投げた。









「────とりあえずそいつら家庭裁判所に連れて行け」








「…ほ、鬼灯…。

そんなに悔しかったの?」








大丈夫だよ、と側で少しボーッとしている鬼灯の背中をさすると、腰に回されていた手の力が更にこめられた。








「────私にはAさんだけでいいのですよ。」

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結菜(プロフ) - クリスマスなひとし君じゃなくてクリスタルひとしですよ笑笑 (2021年5月5日 17時) (レス) id: e175c16b78 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:涼竜 | 作成日時:2018年5月24日 22時

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