私一応成人済みで公安なんだけど【黒子のバスケ&名探偵コナン】

6話 ページ9

『…公安は多分メランティオスに忍び込んだ公安のスパイが掴んだ情報だからそれを公にすればスパイの存在自体がばれてしまう

向こうは、ごめん…目的がよくわからないからなんとも言えないけど、公にすれば文化祭は無くなるからだよね。人質とか爆弾とか考えてるなら秘密裏に進めたほうがいいし

目的は大金か妨害かこの学校へ対する恨みかなにかだったりするのかなあって』


その答えに紫苑は満足気に頷いた


「そう。僕もその考えにたどり着いた。僕たちの潜入捜査は文化祭前後で終わりだと思う。あくまで情報が本当ならね」


『…そっか。あのさ、なんか、私だけ事件とかについて全然知らされてないんだけど』


「あーそれは多分君がここに配属されるのが決まったのが一昨日だったからだと思うよ」



その言葉にAは露骨に顔を歪めた


『うわぁ…これ終わったら休暇をもぎ取ってやる』


「そうだね、それがいい。…それにしてもその姿全然違和感なくて驚いたよ」


その言葉を聞いた途端Aの顔から笑顔が消えた


『…え？子供だって言いたいの？』


「…ごめん。そういう意味じゃなくて若いってことだよ」


『…4歳しか変わらないくせに』


「あははっ。じゃあ僕次理科だからもう行くね。一ヶ月後の事話したいから放課後理科室きてよ」


『わかった』


スタスタ


『…ところでそこにいる子。私に何か話でもある？』


ここは廊下の角、数メートル離れた先に教室がある

その教室の扉の方に向かって問いかけた

そこには水色の髪の少年がいた

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