3話 ページ5
ガラララッ…
『失礼します。転校してきた莉杏 Aですけど…』
扉を開けて声をかけると、一人の男性が歩いてきた
薄紫の髪と紫の瞳をした穏やかな雰囲気の人だ
「君が莉杏さんか。クラスはA組だよ、行こうか」
ー廊下ー
「初めまして。僕は水無月 紫苑(みなづきしおん)。君と同じ公安のゼロに所属しています」
名前を聞いてAは一瞬驚いたがすぐに返答した
『初めまして。さんづけはいらない。名前でいいよ』
「じゃあ僕のことも紫苑って呼んで」
『わかった。紫苑って剣道、柔道両方6段で試験は常に満点を叩き出して警察学校主席になった人だよね、すごいなぁ』
「ゼロ唯一の女警察官で柔道6段、剣道5段。警察学校の実技筆記共に満点で主席の卒業。君も凄いよ」
自分がすごい自覚はしているが、自分よりも好成績の人に言われると素直に喜べない
『…ははっ、ありがとう。とりあえず詳しく事は後で教えてもらっていいかな?』
「わかった」
・
『ところで紫苑って何歳なの?同い年?』
紫苑「28歳」
『…えっ』
零君並みに若かった…
side終了
ーーーーー
「じゃあ呼んだら来てね。」
『わかった』
返事を聞くとガラッとドアを開けた
「おはようみんな」
「やっぱ紫苑先生かっこいいよね…」
「キセキの皆さんもいるし…幸せ…」
やはり顔がいいからか女子の人気が高い。Aはクスクス笑っていた
「今日は転校生がいるから仲良くね。A、入ってきて」
スタスタ…
教卓の横まで行き黒板に名前を書く
…みんなからの視線が痛いのは転校生のお約束だ
『莉杏Aです。今日からよろしくお願いします』
(私20代なのに…!立派な大人で公安なのに!!)
万人ウケしそうな笑顔の裏でこんなことを思ってるとは、誰も思わないだろう
「席は…そこ。赤い髪の人と桃色の髪の子の間ね」
『はい』
(あ、赤司君だ。あの桃色の髪の子可愛い…!!)
教卓からまっすぐ席に向かって歩く、席に辿り着くとまずは赤司に声をかけた
『さっきぶりだね。よろしく』
「ああ」
「…あの子も赤司くん目当て?」
「どうせキセキ目当てでしょ?」
影で女子生徒がコソコソ話をする
が、その予想はすぐに裏切られた
『初めまして。名前なんていうの?』
もしもキセキ狙いならここでキセキの誰かに声をかけるだろうが、Aが声をかけたのは
「あ、桃井さつき…」
キセキのだれでもなく、マネージャーの桃井だった
610人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「名探偵コナン」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
荊鈴音@月猫(プロフ) - さとう。さん» そうなんですか!?無知を晒してしまって恥ずかしいです…wわざわざ教えてくださってありがとうございます!! (2019年7月30日 16時) (レス) id: ea04c08b7a (このIDを非表示/違反報告)
さとう。(プロフ) - ですがまぁ詳しいことは気にしなくていいと思います!笑 とても面白いです、ありがとうございました (2019年7月27日 7時) (レス) id: 15c53c1034 (このIDを非表示/違反報告)
さとう。(プロフ) - すみません、本当に今更で申し訳ないんですがNOCというのはノンオフィシャルカバー…基本的にCIA(米情報機関)の潜入捜査官のことを指すので、公安の方はそう呼ばないかと…降谷さん達が黒の組織でノックリストに載っていたのは黒の組織内でNOCを鼠と扱っているからです (2019年7月27日 7時) (レス) id: 15c53c1034 (このIDを非表示/違反報告)
荊鈴音@月猫(プロフ) - ゆうさん» ありがとうございます〜こんなにも見てくださってる方がいるのに更新できないのが申し訳ないです…。でも頑張ります!! (2018年5月2日 0時) (レス) id: 4cfb1ae513 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう - 黒バスとコナン君のコラボなんて最高ですね!これからも頑張ってください! (2018年5月1日 23時) (レス) id: adda87380c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ