26話 ページ29
ナレーター「シンデレラは一つため息を吐いた後、条件をつけました」
「
黄瀬「わかりました、なら私も全力で行きます」
ナレーター「王子も兄達もそれで納得しました
それから王子は毎日シンデレラの元へ通いました。花を持ち、煌びやかな宝石を持ち、それでもシンデレラはなびきませんでした
2週間目、とある不幸がシンデレラに襲いかかります
王子がシンデレラに求愛しているのを聞いた令嬢達の嫉妬を受けてしまったのです
シンデレラは頻繁にお茶会への誘いを受けましたが自分より身分が上の貴族の誘いは断れません。そのお茶会と言う名の嫌がらせを何度もシンデレラは受けました
兄も姉も貴族の学園へ通っていて日中はいません。シンデレラはいつの間にか寂しい心を埋めるかのように毎日訪れ面白い話を聞かせてくれるエドに少しづつ惹かれていきました」
「…いらっしゃいエド、ろくなおもてなしができなくてごめんなさい」
黄瀬「大丈夫、だけど…少しやつれた?」
「私は兎も角他の女性に言ったら怒られるよ?」
ナレーター「そう言ってシンデレラはかわしましたが好きな女性の異変に気づかない王子ではありません。家来に命じこっそりとシンデレラの様子を伺いました
そして家来は見てしまいました。シンデレラへの集団での嫌がらせの現場を、物理的な暴力はありませんが精神的な暴力はひどいものでした
嫌味、文句、貴族らしい言い回しをしていても悪口に変わりはありません
そして3週間と4日目…」
「…思ったのですが、このお茶会はいつまで続けるおつもりで?」
令嬢「勿論
令嬢2「彼の方が本気で貴方のような小汚い娘を好いてるとお思い?彼の方はとても優しいお方よ、貴方とは釣り合いませんわ」
「…はぁ、どうやら知恵の神は貴方に加護を与えることはなかったようですね」
これはド直球に喧嘩を売っている
知恵の神の加護はこの物語では知恵を意味する、つまり「お前って馬鹿なんだね、可哀想に」ということだ
ナレーターが説明をしたが観客の反応は微妙だった
貴族社会怖い、という思いと最近の中学生凄い、という思いが混じったためである
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荊鈴音@月猫(プロフ) - さとう。さん» そうなんですか!?無知を晒してしまって恥ずかしいです…wわざわざ教えてくださってありがとうございます!! (2019年7月30日 16時) (レス) id: ea04c08b7a (このIDを非表示/違反報告)
さとう。(プロフ) - ですがまぁ詳しいことは気にしなくていいと思います!笑 とても面白いです、ありがとうございました (2019年7月27日 7時) (レス) id: 15c53c1034 (このIDを非表示/違反報告)
さとう。(プロフ) - すみません、本当に今更で申し訳ないんですがNOCというのはノンオフィシャルカバー…基本的にCIA(米情報機関)の潜入捜査官のことを指すので、公安の方はそう呼ばないかと…降谷さん達が黒の組織でノックリストに載っていたのは黒の組織内でNOCを鼠と扱っているからです (2019年7月27日 7時) (レス) id: 15c53c1034 (このIDを非表示/違反報告)
荊鈴音@月猫(プロフ) - ゆうさん» ありがとうございます〜こんなにも見てくださってる方がいるのに更新できないのが申し訳ないです…。でも頑張ります!! (2018年5月2日 0時) (レス) id: 4cfb1ae513 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう - 黒バスとコナン君のコラボなんて最高ですね!これからも頑張ってください! (2018年5月1日 23時) (レス) id: adda87380c (このIDを非表示/違反報告)
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