私一応成人済みで公安なんだけど【黒子のバスケ&名探偵コナン】

11話 ページ14

ー練習中ー


『私も舞踏会に行かせてください！お兄様！お姉様！』


「ごめんね、行かせてあげたいけどダメなの」


「あそこは男の溜まり場だ。シンデレラに変な虫がついたら困る」


『そんなの追い払えますから！』


「「絶対無理」」


『…こんな機会…もうないかもしれないのに…』


「…すぐ戻ってくるから(いくら演技でも心が痛い…！)」


「いくぞ(Aは演技派だな…)」


「カーーット！！」


『お疲れ様でしたー…』


「Aちゃん上手だね！」


『さつきちゃんの方がすごいよ！赤司君の役ぴったりで面白かった』


「ありがとう」


キーンコーンカーンコーン


『あ、もう終わりか…』


「A、僕今日別の仕事(公安)が入っちゃったから放課後なしで」


『了解です』


「じゃあみんなで一緒に帰ろうよ！」


『…えっと、緑の人と紫の人は大丈夫？』


「大丈夫大丈夫！」


大丈夫、なのかなぁ


ーー


「…なんでこいつがいるのだよ」


「俺まだ信用してないんだけど〜」


「桃井が呼んで俺も了承済みなんだが…文句があるのか？」


「「…」」


「Aさん！？」


『あ、コナン君！久しぶり〜』


「久しぶり…って！なんでAさん制服着てるの！？」


『何でって…今日学校だし』


余計なことを言うなという意味を込めて笑顔を作るとコナン君の顔が引きつった

ちなみにお互い秘密を共有していたりする


「そうだ！少し話したいことあるから、後でポアロきてよ！」


『うん、いいよ』


話聞かせろ、って顔してる。仕方ない、後で行こう


「かわいい…。コナン君っていうんだ！」


「え、お姉さんは…？」


「あ、ごめんね！私は桃井さつき。さつきって呼んで！」


「僕は江戸川コナン」


「変わった名前だな。…コナン・ドイルと同じ名前か…」


コナンくんの顔が一瞬ひきつった、さすが女優の息子。表情を取り繕うのが上手い

キラキラネームとか最近多いから平気でしょ

とりあえず全員がコナンに自己紹介をして少し話をした

まぁ雑談程度だけど。ほのぼのとしていたら


「きゃああああ！！誰かああ！」



女の人の叫び声が聞こえた

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